今季初クラシコは痛恨のドロー (1-1)
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今季最初のクラシコは、ホームのFCバルセロナがスアレスのゴールで試合を先制したものの、試合終了間際にセルヒオ・ラモスが同点弾を決め、今季最初のクラシコはドローに終わった。
後半44分、スタンドは、静寂に包まれた。セルヒオ・ラモスがモドリッチのアシストからシュートを決め、同点弾をマークしたのだった。この試合で、勝ち点差を3に減らし、弾みを漬けようとしていたFCバルセロナにとっては、辛いドローとなった。
前半は、スコアレスドロー
昨日、負傷から完治通告を受けたアンドレス・イニエスタをベンチに置き、ルイス・エンリケは、ラキティッチ、セルヒオと共にアンドレ・ゴメスを中盤に置き、前線にトリデンテ、テア・シュテーゲンの前にマスチェラーノ、ピケをセンターバックのコンビに起用し、サイドバックにセルジ・ロベルトとジョルディ・アルバを置く布陣で、今季初のクラシコに臨んだ。
試合前、Força Barça(フォルサ・バルサ、頑張れ、バルサ)の文字がモザイクとなり、スタジアムのスタンドに浮かび上がった。だが、盛り上がる周囲の空気と高いテンションと裏腹に、試合はバルサが思うようには流れなかった。両者とも、高い位置で激しいプレスを掛け合い、互角の牽制しあうゲームが続いた。両者は、前半、スコアレスドローのまま、後半に試合は、持ち込まれた。
スアレスのゴール、そして同点弾
後半に入って、すぐ、FCバルセロナが動いた。後半7分、ネイマールJrが放ったアシストに答えて、ルイス・スアレスがヘディングシュートを突き刺した。その一瞬のスピーディなコンビネーションプレーに、ナバスもリアクションできず、カンプノウは、クラシコでの待望の先制点を決めた。まるで、決勝で決めたゴールかのように、スアレス、メッシ、ネイマール、全員が一丸となってこの先制点を祝った。その後、後半15分、キャプテンのアンドレス・イニエスタがラキティッチに代わってピッチに立つと、スタンドからは、歓声と拍手がわき起こった。誰もが待ちわびていたキャプテンが戻ってきた。既に先制点を手に、カンプノウは、良い感触にあふれ、後半22分、25分とネイマールJrが二回に渡って絶好のチャンスを得て、シュートを放つなど、追加点は間近に感じられた。後半32分には、アルダ・トゥランがゴメスに代わって、投入され、ルイス・エンリケは、更に攻撃の層を厚くした。メッシが後半36分にイニエスタのパスから、やはり、ゴール寸前だったが、そのシュートもわずかにゴール枠をそれた。
そういったミスが重なり、最終的には、バルサはそのツケを払うことになった。次にゴールを決めたのは、ジダンの率いるチームの方だった。
試合が終わる寸前の後半44分に、セルヒオ・ラモスが放ったシュートが、テア・シュテーゲンの守るゴールに突き刺さった。スタンドは、静まり返り、更に3分、ロスタイムが追加されたものの、そこから、もう、スコアが動くことはなかった。
クラシコであれ、勝ち点の重さに違いはない。バルサは、勝ち点1点を得たというよりは、勝ち点2点を失ったという感触を手に、ホームから去ることになった。休む暇もなく、3日後には、チャンピオンズリーグがやってくる。あらゆる大会でのチャンピオン制覇を目指すチームに、休息はない。
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