FC バルセロナ - マラガ CF: 越えられなかった二つの壁 (0-0)
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リーグ12節目に当たるマラガとの試合で、FCバルセロナは、度重なるチャンスを手にしながら、とうとう、ゴールマウスを割ることができず、今季、カンプノウにて、初めて得点できずにスコアレスドローで試合を終えた。
代表戦により、リーグが止まっており、再開した直後で、多くの負傷選手がいたが、この試合は、その状況に加え、試合前にメッシが体調を崩し、急遽、欠場するというニュースから、スタートした。この日、前回のセビージャ戦で5枚目のイエローカードを受けたルイス・スアレスが累積欠場のため、メッシ、スアレスの穴をパコ・アルカセルとアルダ・トゥランが埋めて、ネイマールと共にスタメン出場する形で試合はスタートした。この攻撃陣に加えて、ジェラルド・ピケが試合を通して、攻撃に参加したものの、最後までゴールネットが揺らされることはなかった。
この試合で、バルサのユニフォームを着て、400試合目を迎えたセルヒオ・ブスケッツが、デニス・スアレス、ラフィーニャと共に中盤を守り、ディフェンスには、この試合で復帰したピケがマスチェラーノと共にセンターバックにつき、セルジ・ロベルトとディニュがそれぞれ、サイドバックを務めた。一方のマラガは5バックに中盤に4人を置く超ディフェンシブな布陣で臨んだ試合が始まってすぐにパコ・アルカセルがゴールにシュートを放り込んだものの、オフサイド判定でゴールに至らず、その後も、前半12分にピケが放ったシュートがカメニにセーブされ、また、デニス・スアレスのシュートも、再び、カメニにセーブに阻まれた。前半23分には、元バルサのフォワードで、現在、マラガでトップを務めるサンドロ・ラミレスが、二度に渡り、テア・シュテーゲンのゴールマウスを攻めたが、テア・シュテーゲンが失点を許さなかった。その後、31分には、再び、ラフィーニャがシュートチャンスを得たが、カメニが素晴らしいセービングをみせた。バルサは前半、80%のポゼッションを手にしたものの、試合はスコアレスドローのまま、後半に持ち込まれた。
全てを止めたカメニ
後半にそれでもなっても、試合の流れは変わらなかった。バルサの選手は、チャンスを手にしながらも、決定弾が決められない状態が続いた。後半23分には、ネイマールJrへファウルを犯したジョレンテが退場になり、バルサは数的有利な立場に立ち、ルイス・エンリケは、ジョルディ・アルバ、アンドレ・ゴメス、最後にはラキティッチと次々と交代枠を使い、シチュエーションを打破しようと試みたが、10人になったマラガは攻めることはなくても、その鉄壁の守備を崩すことはなかった。
後半37分には、最初はアンドレ・ゴメス、更にジェラルド・ピケが必死にカメニの壁を破ろうと試みたが、その努力は報われなかった。また、ネイマールにファウルを犯したフアンカールが退場させられ、マラガが9人になった後、試合が終わる寸前にネイマールJrがヘディングからゴールを決める寸前だったが、それも寸前でカメニに止められた。マラガは時間稼ぎをすためのあらゆる手管を尽くし、一方のバルサは最後まで攻撃をあきらめることなく、敵のゴールマウスを攻め続けたが、その努力に見合う報償は得られなかった。
リーグ戦から切り替えて、次はチャンピオンズリーグが待っている。来週の水曜日、セルティックパークにて、ルイス・エンリケの率いるチームは、グループ進出を狙う。
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