マッチプレビュー:FCバルセロナ vs ユベントス
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FCバルセロナはチャンピオンズリーグ準々決勝の第2レグでユベントスを相手に逆転での勝ち抜けを狙う。第1レグで3−0と敗れているだけに早い時間帯で得点を挙げ不利な立場からの巻き返しが必要となる。
「前回の敗戦は厳しいものだったけど、僕らにはポテンシャルがある」と火曜日の記者会見で話したのはアンドレス・イニエスタ。「僕らは相手チームを不安にさせ、状況をひっくり返すだけのことができる」と話している。
ただし単なる勝利では十分ではない。なぜなら第1レグで3−0と完敗を喫しているだけに、最近10シーズンで8回目となる準決勝進出のためには少なくとも同じ、あるいはそれ以上のスコアを残さなければならない。
バルサは前回ベスト16対戦、カンプ・ノウで行われた第2レグでPSGに6−1と勝利。稀に見る逆転劇で準々決勝に進出したが、これは6週間前のこと。選手さらにファンがこれ以上なく戦う姿勢をみせての快挙達成となった。
両チームのこれまでの戦いぶり
FCバルセロナはここまでチャンピオンズリーグ6勝3敗で引き分けなし。対するユベントスは7勝2分無敗。バルサは本拠地で4戦全勝だがユベントスもアウェー全勝で来ている。得点を見ればチームの傾向はより鮮明になる。バルサはこれまで26得点、ユベントスは17得点と少ないが、逆に失点は2と極端に少ない(バルサの総失点は12)。
これまでの直接対決
最も記憶に新しいのは2015年6月のベルリンでのチャンピオンズリーグ決勝。ラキティッチ、スアレス、ネイマールのゴールによりバルセロナが3−1と勝利。通算5回目の欧州制覇を果たした。逆に2003年の準々決勝では2戦とも1−1と拮抗した展開に。10人となっていたユベントスだが延長戦でサラジェタが均衡を破るゴールを決め、カンプ・ノウで次ラウンド進出を決めた。
さらにさかのぼれば1985/86シーズンのチャンピオンズカップ準々決勝でも両者は対戦。FCバルセロナは第1レグでフリオ・アルベルトの1点で先勝、第2レグを1−1の引き分けで持ちこたえてイタリアチームを下している。
監督の視点
ルイス・エンリケ監督は「試合の中で我々が勝ち抜けの可能性を手にするのは間違いない」と確かな手応えがあるとしている。あくまで自分たちの力を信じ「効果的に戦い、攻めて攻めて攻め続ける。我々の試合プランは5点取ること」だとしている。一方ですべてが簡単に行くとは考えていない。それだけに「ファンの後押しを得られる試合をしなければ。我々はカンプ・ノウが沸き返るのを必要としている。もし1点目を決めればカンプ・ノウが2点目を取ってくれる。そうなれば3点目は自然に入る」と試合の青写真を描いている。
両チームの状態
リオネル・メッシは11点でチャンピオンズリーグの得点ランキングでトップに立っている。またネイマール、アルダ・トゥランがそれぞれ4点。同数を挙げている選手はほかに9人おり、その中の1人がディバラ。ルイス・エンリケが監督に就任して以来、バルサはカンプ・ノウでのチャンピオンズリーグ15勝。総得点は50、失点は7となっている。さらにバルサはこの大会の最近行われたホームの8試合のうち7戦で3ゴール以上を決めている。今季カンプ・ノウで3試合に出場しているネイマールは4ゴール4アシスト。一方ネイマール、ジェラルド・ピケ、イバン・ラキティッチ、ルイス・スアレスはこれまでにイエローカードを受けており、次に提示を受ければ準決勝第1レグは出場停止になる。
1992年以降で準々決勝進出が10回にとどまるユベントスだが、5シーズンで3回目の同ラウンド到達。最近3年で2度目の準決勝進出を狙う。ビアンコネーロはチャンピオンズリーグ5連勝中で、今シーズン同大会無敗を誇っている2チームの中の1つ。またここまで441分に渡り無失点で、ここまで最後の失点は昨年11月のセビージャ戦となっている。ここまで総失点は2。フアン・クアドラード、サミ・ケディラ、マリオ・マンジュキッチが出場停止に近い位置にいる。
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