バレンシア—FCバルセロナ:メスタージャでの激闘の末1ポイント獲得(1−1)

バレンシア—FCバルセロナ:メスタージャでの激闘の末1ポイント獲得(1−1)

ロス・アスルグラナスは終盤のジョルディ・アルバのゴールで同点に追い付き、激しい試合は引き分けで終了。2位チームとの直接対決はポイント差を保つ結果になった

偉大な舞台というのは常にそれぞれの最高の能力を引き出すもの。メスタージャでバルサはその片鱗を披露した。バルベルデ監督のチームは、ピケの出場停止によりフェルメーレンがユムティティとともに守備陣に加わった構成で試合に臨んだ。ベルギー人選手は起用に応え、激しいプレーと攻撃の起点になる動きを見せた。

バルサは相手にとって高いレベルでのプレーが要求され、厄介なメスタージャのピッチで上々の試合展開を見せる。中盤の攻撃的な位置で先発したパウリーニョが早々に得点を狙って遠目の位置からシュート。メッシは相手守備ラインの隙間に入り込み、エリア内に侵攻していった。バルサは攻撃的に試合を進めるも、ゲデス、ロドリゴというスピードのある選手たちのカウンターを十分に警戒していた。

認められなかったゴール

バルサの優位性は確かなもので、先制点に相応しい戦いぶりだった。事実メッシはゴール正面からシュート、ボールはゴールキーパーのネトの手をすり抜けたが主審は得点を認めなかった。このシーン、テレビの再生映像ではゴールラインを割っているのが明らかだった。その後スアレスとイニエスタもハーフタイム前にチャンスを迎えた。

前節まで8連勝のバレンシアだったが、その勢いは陰を潜めバルサの後手を踏む展開に。それでもマルセリーニョ監督率いるチームは少しずつ自陣エリアから前進し、チャンスを作り始めた。ロス・アスルグラナスが支配する展開から試合は激しい展開に移り変わる。なぜならバレンシアはテア・シュテーゲンが守るゴールへ迫り始めていた。

バレンシアが先制

両チームにチャンスが訪れるようになり、ホームチームがポルトガル人選手のスピードを生かし優位に立つ。左サイドでゲデス、ガヤとつなぎ、ロドリゴがニアサイドでクロスに合わせ先制ゴールを挙げた。敗戦に相応しくない展開のバルサは点差を跳ね返さなければならない状況になる。バルベルデは交替のカードを切り、まずはデウロフェウを、そのあとデニス・スアレスとアレイシ・ビダルを投入。デウロフェウとスアレスは絶え間なく相手ゴールを狙って行った。

ジョルディ・アルバが展開に相応しい同点ゴール

バルサは後方のリスクを承知で攻撃を仕掛け、その結果バレンシアには逆襲から追加点のチャンスが生まれた。アレイシ・ビダルがゲデスのカウンターを防ぎ守備面でチームに貢献。試合終了8分前にバルサの攻撃姿勢が実を結ぶ。メッシがゴール前へロビングのパスを供給、走り込んだジョルディ・アルバがジャンピングボレーでゴールネットを揺らした。ネトにとってはどうする事もできないシュート。このゴールによりメスタージャでの激闘で勝ち点1を獲得、バルサは2位バレンシアとの差4と今季リーガの無敗をキープした。

Força Barça
Força Barça

関連 関連コンテンツ

記事を閉じる

関連 関連コンテンツ