アトレティコ・デ・マドリード - バルサ: 王者の逆転勝利(2-4)
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メトロポリターノで行われたリーガ28節、今季、三度目となるアトレティコ・デ・マドリードとFCバルセロナの対戦は、2-0でアトレティコにリードされた試合にレバンドフスキとフェラン・トーレスのゴールで同点に追いつき、アディショナルタイムにラミン・ヤマル、再び、フェラン・トーレスがゴールを決めて、ドラマチックな逆転勝利を勝ち取って終わった。
首位争いをしている2チーム、FCバルセロナとアトレティコ・デ・マドリード直接対決、双方にとって負けられない試合だった。この後、代表ブレイクにより、リーガが中断する前のビッグマッチ、この重要な試合に向けて、ハンジ・フリックは、前回のチャンピオンズリーグでのベンフィカ戦とほぼ同じスタメンを揃えた。唯一、異なったのは、今回、体調不良により、招集リストから外れたフレンキー・デ・ヨングに変えて、マルク・カサドが入ったことだ。よって、バルサは、シュチェスニー、クンデ、クバルシ、イニゴ、バルデ、マルク・カサド、ダニ・オルモ、ペドリ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。
ホームチームの先制
前半5分には、早速ラミン・ヤマルが右サイドから攻め込み、ダニ・オルモと連携し、最初のシュートを放ったが、ボールはわずかながら枠をとらえなかった。前半21分には、結果的にはオフサイドだったが、1対1となり、ジュリアーノ・シネオネが打ったシュートをシュチェスニーが止め、両者がボールを奪い合う状況が続いた。今季、リーガにおける最多得点を手にしているバルサと最小失点数を誇るアトレティコ・デ・マドリードの対戦は、容易にゴールを許さず、実際、前半にバルサが打ったシュートの数は、ホームチーム同様3本のみ。前半44分には、ペドリのパスを受けたレバンドフスキが絶好のチャンスを手にするも、オブラクに阻まれた。その直後、ジュリアーノのアシストを受けたフリアン・アルバレスがシュチェスニーのゴールを破った。バルサは、僅差リードを許して、ハーフタイムを迎えた。
後半のスタートも、前半と似たものになった。ペドリのパスを受けたダニ・オルモがラミン・ヤマルをアシストするも、ラミンのシュートは再び、オブラクに弾かれた。スコアは、1-0から動かないまま、時間が過ぎていった。後半21分、状況を打破するために、ハンジ・フリックはダブルチェンジを行ない、ダニ・オルモとマルク・カサドに変えて、エリック・ガルシアとフェラン・トーレスを投入した。しかし、その直後の後半25分、セルロートが追加点をマーク。その前にデ・パウルのハンドがあったが、ゴールが取り消されることはなく、スコアは2-0になった。
バルサの反撃
しかし、バルサの辞書にギブアップの文字はない。まだ、試合終了まで20分間残っている。その状況で、リアクションを起こしたのは、リーガの得点王を走っているバルサの9番、ロベルト・レバンドフスキだった。後半26分、イニゴ・マルティネスのアシストを受けたレバンドフスキが、左足を振り抜き、1点を返した。リーガでの今季、22ゴール目だ。更に後半32分、この日、バルサのユニフォームを身につけてリーガでの100試合目を迎えたフェラン・トーレスが、ハフィーニャのアシストにヘディングで応えて、同点弾をマーク。バルサは6分間で、2-0から2-2とスコアを変えて、王者の意地を見せた。後半40分、再び、ハンジ・フリックは、ダブルチェンジを行った。クンデとバルデがベンチに退き、アラウホとジェラルド・マルティンがピッチに入った。
劇的なアディショナルタイム
バルサはドローを良しとしなかった。アディショナルタイム6分が加えられ、その間も、ゴールを狙い続けた。そして、この日の試合のクライマックスが訪れた。後半46分、ラ・マシア出身の至宝、ラミン・ヤマルがアトレティコのディフェンダーをかわしながら、小さなボックスでその黄金の右足を振り抜き、オブラクの手に届かない場所に、シュートを突き刺した。だが、フェラン・トーレスは、100試合記念となるこの試合を更に大きく祝うことに決めた。試合終了のホイッスルが鳴る1分前に、この日、二度目のゴールを突き刺したのだ。そして、スコアボードには、2-4の数字が輝いていた。バルサはリーガで直接対決することになるアトレティコ・デ・マドリードを、敵地で破った。ハンジ・フリックの今年になってからの無敗記録がまた、一つ、更新された。王者のメンタリティ、諦めることを知らないメンタリティが、バルサに再び、劇的な逆転勝利をもたらすことになった。
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