プレビュー：FC バルセロナ - アトレティコ・デ・マドリード

FCバルセロナとアトレティコ・デ・マドリードの国王杯準決勝第一章の幕が上がる。モンジュイックで緞帳が上がるこの一戦は、リベンジの一戦でもある。ハンジ・フリックの率いるチームは、再び、リーガ首位を奪回したが、今回、リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムを舞台に行われるのは、国王杯準決勝だ。マジックナイトのために準備されたこの舞台で、バルサは、大きな一歩を踏み出すための結果を出す必要がある。

リベンジへの意欲

パッション溢れる試合だ。この試合は、ある種の「クラシコ」でもある。バルサとアトレティコ・デ・マドリードが勝利を目指して競い合うのは、毎回のことであり、バルサーレアル・マドリードに次いで歴史上、最も多く行われている公式戦でもある。最も最近の試合は、昨年12月21日に、チョロ・シメオネがモンジュイックで、フリックの率いるチームをリーグ戦で首位から陥落させた試合だったことは、記憶に新しい。

あのアディショナルタイムに敗れた非情な黒星は、FCバルセロナの歴史に刻まれた。その試合を最後に、バルサは、あらゆる大会においてヨーロッパの五大リーグの中でもキワダル無敗記録を誇っている。 2025年に入ってから11勝2分と負け知らずであり、この記録を上回るのは、ヨーロッパではPSGのみだ。 アトレティコ・デ・マドリードもこの記録の前に怯えることはない。マドリードのチームは5勝3分で8試合無連敗中なのだ。よって、この2チームがリーガの制覇を求めているのは不思議ではない。現時点では、バルサが勝ち点1点上回っている。 

ゴールは必須

とはいえ、準決勝を前にリーガは一回、隅に奥必要がある。この試合が常にショウを提供するものであることは間違いはない。たいていの場合、バルサとアトレティコの試合は、多くのゴールが生まれているのだ。1997年3月12日に行われた決勝ではピッツィのゴールで逆転勝利 (5-4)を手に決勝に進出している。 

また、最近の3回でFCバルセロナが進出を決めていることも忘れてはならない。2008/09年の16強進出、 2014/15 年のラウンド８、そして 2016/17年の準決勝だ。バルサがホームで勝利を手にした3回は、全て国王杯優勝に終わり、そのうち2回は３冠に終わっている。

バルサ、アトレティコ・デ・マドリードと共に優れた前線を手にしていることからもゴールが生まれるのが確実だ。ロベルト・レバンドフスキ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレスがフリアン・アルバレス、グリーズマン、セルロートと渡り合う。戦場は整っている。真実の時が迫っている。