ボルシア・ドルトムント – FC バルセロナ: 最難関レベル

チャンピオンズリーグの偉大さは、水曜日にBVBスタジアム・ドルトムントで行われる試合、ボルシア・ドルトムント対FCバルセロナ戦といった現在、チャンピオンズリーグの最多得点選手を抱えているチーム同士の対戦が見られることにある。今夜この両チームは、今節の注目の一戦を戦う。両チームは、この新形式のチャンピオンズリーグの順位票で3位と4位にいるからだ。16強に直接進出するための鍵となる勝ち点３をかけたゲームが今夜行われる。

ドルトムントとの対戦は、少なくとも表面上は、チャンピオンズリーグ全部のフェーズにおいて、最もタフな遠征となる。モナコで黒星を喫し (2-1)、その後、ベルグラードで大量ゴールで試合を制し (1-5)、ハンジフリックの率いるチームは、 2024 年をチャンピオンズリーグの最高の舞台、これまでチャンピオンズで13試合連続無敗記録を誇り、ブンデスリーガではバイエルンにドロー（1-1）を与えたのみのBVBスタジアム・ドルトムントを制して終わりにすることに挑む。

フリックとレヴィ、BVBのエキスパート

今回の試合は、FCバルセロナがリーガで夢のような開幕を吉田後、最近の5試合では1回しか勝利をあげられないでいる非常に微妙な時期に当たって行われることになる。ベニト・ビジャマリンで苦いドローにより、バルサは手に入れかけていた勝ち点３から2点を失うほろ苦い感触を味わうことになり、それはバライドスで体験したのと同じ感触だった。

こういった全てを含めて、ドルトムントは最高の要求どの高いテストという形で行われる。舞台といい、ヨーロッパで準優勝を収めたライバルといい、申し分はないが、バルサは大きな舞台を制する力があること(ベルナベウでの0-4) を証明してきている。勝利をあげれば、16強に向けて大きな一歩を踏み出すことになる。ハンジ・フリックにとって、 BVBを任すのは不可能ではない。実際、彼はバイエルン・ミュンヘンの監督を務めていた時に過去に5回の試合を制してきている。 

また、ロベルト・レバンドフスキは、彼の元チームに対して、これまで26試合対戦し、27ゴールをマークしており、最近、ボルシア・ドルトムントと行なった5試合でゴールが欠けたことはない。その中の3試合は、ジグナル・イドゥナ・パルクで決めたものだ。

ギラシー、ギテンス、最大の脅威

そうはいっても、ドルトムントが容易な対戦相手ではないことだけは確かだ。ドイツも同様だ。バルサは、過去にドイツに遠征した8試合で、最後にドルトムントで行われた試合はスコアレスドローに終わっている。その試合で、テア・シュテーゲンがマルコ・レウスが放ったPKを止めたおかげだ。

BVB にレウスはもういないが、ドイツのチームの攻撃力は全く力を失っていない。ダブルG、ギラシーとギテンスが攻撃の最大の脅威となってバルサの前に聳え立つ。そのバルサは、今回、今季初めて、ロナルド・アラウホを招集し、これらの攻撃を迎え打つことになる。

ブンデスリーガでボルシア・ドルトムントは、最高の状況にはいない。現在、勝ち点21点で6位に位置している。あまりにも早くタイトル争いに別れを告げてしまった（バイエルンと勝ち点12点差）かのようであり、とりわけ、アウェーでのパフォーマンスの低さが際立っている。しかし、ホームでは別物だ。

バルサを支えるために遠征してきた 3.323人ものサポーターがスタジアムにいる。最も多くの バルササポーターを抱えているペニャ（公式サポータークラブ）は、クラクフ、ポズナン、シュトゥットガルト、リエージュだ。いざ、ショウの始まりだ。