レッドスター - バルサ: バルサカラーの地獄であれ

FC バルセロナ はこのチャンピオンズリーグの新たな目標に向けて進む。ハンジ・フリックの率いるチームは、この水曜日にチャンピオンズリーグリーグフェーズ4節をベオグラードにてレッドスターを前に戦う。目標は、勝ち点３を積み上げていくことだ。モナコで第1節を落としてから、バルサは、ヤングボーイズ (5-0)、バイエルン・ミュンヘン  (4-1)を前に勝利を手にしている。

継続して勝利を手に擦ることで、バルサは、他のチームの結果次第では、ベスト８に位置することができる可能性がある。しかし、その舞台となるのはヨーロッパの中でも代表的なスタジアムの一つ、スタディオン・ライコ・ミティッチだ。

バルサを待ち受ける '小マラカナ' 

レッドスターのホームスタジアム、スタディオン・ライコ・ミティッチは、ベオグラードにある。このスタジアムは、「小マラカナ」または「マラカナ」の名前で知られている。もちろん、ブラジルのリオジャネイロにある伝統的なスタジアムからくる通称だ。

「小マラカナ」は、1975年4月23日にフェレンツバーロシュを前にした欧州のカップウイナーズの準決勝で、11万人ものサポーターが入った場所だ。時間と共に、しかしながら、セキュリティの義務を果たすため、石を減らし、現在では、 51.755人が収容できる形となった。とはいえ、素晴らしい雰囲気を生み出すこのスタジアムで、サポーターはチャンピオンズリーグでの初勝利を求めるホームチームを熱狂的に応援することだろう。

28 年ぶり

これは、レッドスターとFCバルセロナが 1996年にカップウイナーズで戦って以来、実に28年ぶりの顔合わせとなる。ちなみに、前回のその試合は、ゾラン・ヨビチッチが決めた先制点をジョバンニが同点にし、1-1のドローで終わっている。

両チームは、史上9回対戦したことがあり、全て欧州大会での試合だ。その内訳はバルサの6勝1分2敗であり、そのうちの2試合は、60年代に行われたフェリアス杯だった。

セルビアのリーダー

ヨーロッパではまだ、勝利をあげていないとはいえ、レッドスターは、現在、国内で11連勝しており、13節で12勝無敗であり、首位を走っている。その手堅い守備と効率的な攻撃を特徴としており、現在まで43点8失点だ。また、2位と勝ち点10点差をつけて首位を独走している。

選手の中でも、セルビア代表で既にデビューしている若手、アンドリヤ・マクシモヴィッチに注目だ。彼はラミン・ヤマル同様、17歳だ。

フリック「このチャンピオンズで価値があるのは、勝利のみだ」

試合前日記者会見で、ハンジ・フリック監督は「この新形式のチャンピオンズリーグで価値があるのは勝利のみだ。明日は、非常に厳しい試合になるだろう。対戦相手はとてもスピードがあるアタッカーを抱えている偉大なチームだ。私たちは何があっても、全力でピッチに飛び出さなければならない。なぜなら我々の目標はベスト８に入ることだからだ」と明言している。

レバンドフスキとレッドスター

ロベルト・レバンドフスキは、再び、レッドスターと顔合わせをすることになる。バイエルン・ミュンヘンにいた時に、 2019/20年にチャンピオンズリーグのグループステージで対戦したことがあり、その際、トータルで5得点をマークしており、そのうちの4得点をスタディオン・ライコ・ミティッチで決めている。この試合で77分間しかプレーしていないにもかかわらず、決めたその4得点は、チャンピオンズリーグ史におけるこのスタジアムでの最多得点となっている。