ハンジ・フリック「私たちは自分たちを信じている」

ハンジ・フリックにとって、最初のエル・クラシコを戦う時間が近づいている。プレシーズンにすでにクラシコで勝利をあげているバルサの監督は、サンティアゴ・ベルナベウスタジアムで行われるこの試合で、チームの状態がいかなるものかを試しに挑む。

自分たちのやり方と選手への信頼

何があろうと、フリックとバルサは、今季、最高のスタートを切ったそのやり方をキープするつもりだ。バルサの監督は、「私たちには私たちの考えがある。私たちの哲学は、高い位置でプレスをかけ、対戦相手にプレーしにくくすることだ。そしてコンパクトに全員がとても近い位置で戦うことだ。ライン間にスペースがありすぎる場合、私たちの場合はうまく機能しない。レアル・マドリードにはとてもスピーディな選手たちがいるが、私は私のチームに完全な信頼を置いている」とエル・クラシコ前日記者会見で話した。

エル・クラシコと比較できるものはない

戦術に関しては、これは誰にとっても非常に特別な試合だとして、とりわけ、「選手全員がプレーしたくてたまらない」が、それは監督にとっても同様だ。「ドイツにも多くのライバル同士の戦いがあるが、エル・クラシコと比較できるものはない。待ちきれないよ」とコメントし、バルサにやってきてから、賞賛しか浴びていないことを聞かれると「それはいいことだが、私は自分の仕事をしているだけだ」というにとどめた。

全員が必要

これまで多くの良い結果をもたらしている仕事の最も最近の例が、バイエルン・ミュンヘンとの試合であり、その結果が彼とそのやり方へ信頼を与えている。「レアル・マドリードは明日への準備を徹底的に行っているだろうが、それは私たちも同じだ。私たちは自分たちを信じている」と話し、試合スケジュールにより、休む日が1日少ないといったあらゆる言い訳を退けた。また、フリックは、クバルシ、ラミン・ヤマル、フェルミンといった名前を出してコメントしたものの、「ベルナベウで勝つためには、全ての選手がベストな状態でプレーをすることが必要とされている」と明言した。