プレビュー|FCバルセロナーバイエルン・ミュンヘン

オリンピックスタジアムのビッグデーだ。現存する世界サッカーにおいて、最も大きな試合の一つ、今季のスタートにおいて、欧州のベストチーム同士が顔を合わせる。リュおチームとも監督を一新し、魅力的でダイナミックなプレーを提案しており、両者とも各リーグ、スペインリーグとブンデスリーガで首位を走っている。バルサーバイエルン戦は、チャンピオンズリーグリーグフェーズ3節の目玉として今晩、行われる（現地時間21時キックオフ）。

この両者の試合は、他のどことも似通っていない。最近、この数年の試合において、このドイツのチームは、チャンピオンズリーグにおけるバルサにとっての鬼門となっていることは明白だ。6試合がドイツのチームの掌中に落ちているのだ。しかし、この2ヶ月間で、状況は変わったと周囲に考えさせるだけの内容をみせてきた。

キープレーヤーの復帰

バルサは現在、2020年に非常に辛い大敗を喫した時のバイエルンの監督を手にしている。ハンジ・フリックは、バルセロナにやってきてから、これ以上はないというスタートを切り、自信を基礎にしたチームを作り上げた。さらに、この数週間で、ガビ、フレンキー・デ・ヨング、フェルミン、ダニ・オルモなどのカギとなる選手を取り戻したのだ。

１シーズンを無感で終えた後、バイエルンは若いベルギー人監督であり、選手として素晴らしいキャリアを得ている、ヴァンサン・コンパニに賭けた。彼はアンデルレヒト、バーンリーFCについで、三チーム目でバイエルン・ミュンヘンの監督として就任したが、バイエルンは、コンパニこそ求めていた監督だとして、バーンリーに支払って監督を獲得し、現時点では悪くないといった状況だ。ドイツの国内リーグでは、ライプツィヒと並んで首位であり、チャンピオンズリーグでは、バルサ同様、2試合で勝ち点３をあげている。

ムシアラが戻るも、微妙な欠場選手

バイエルンの方は、ディナモ・デ・ザグレブを前に9-2 で大勝をあげる形で大会のスタートを切っている。しかし、前節、僅差でアストンビラを前に試合を落としている。個人名をあげていくとすれば、最近、2試合、腰の異和感のため、欠場していたジャマル・ムシアラが復帰したのが、ビッグニュースだ。彼は22人の招集リストに入ったが、その反面、日本人センターバックの伊藤洋輝が負傷欠場する他、二人の右サイドバック、サシャ・ブイとヨシプ・スタニシッチが欠場する。

この状況により、ラファエル・ゲレイロを右サイドバックとして起用したが、ミッドフィルダーとして使われているジョシュア・キミッヒがプレーする可能性も残されている。ドイツ人監督が、最近のブンデスリーガでの試合で大勝したシュトゥットガルト（4-0）戦で、これまでコンパニの固定スタメンであり、ドイツ代表の常連だったパヴロヴィッチを失った。

巨塔同士の試合

誰がプレーしようとも、この試合がビッグマッチであることに変わりはない。まさにタイタニックの戦いだ。モンジュイックでの90分間は、誰もが目を離せない試合になるだろう。しかし、このバルサは、どんなチームでも互角に戦える力がある。より良いプレーをしたチームに勝利が訪れますように。