ハフィーニャ、欧州の最多チャンスメイカー

ハフィーニャが、世界のサッカーにおけるもビッグプレーヤーの一人であることは疑いの余地がない。プレーするごとに、彼の生み出すセンセーションのみならず、データも示している。バルサと共に、ハンジ・フリックのシステムにおいて、アンタッチャブルな存在となったのは、その揺るぎないコミットメント、ライバルのディフェンダーが読み解けない対戦相手のエリアでの解決能力を持っているからだ。

そして、今回の代表のブレイクでは、代表でもその力をみせた。前回の招集では、不可解ながら、メンバー外となったハフィーニャだが、今回の二試合ではスタメン出場し、チリを前に勝利をあげた試合では90分間、ペルー戦では７８巻プレーし、ダブルゴールをマークしている。

リーガ9節で32回のチャンスメイク 

実際、このデータを前に、ブラジル人選手は、欧州五大リーグにおいて、最も多くのチャンスメイクを行なっている選手だ (32)。国内リーグで、バルサの '11' 番は、27回のチャンスメークをしている。次点は、アーセナルのブカヨ・サカの27回、ボルシア・メンヒェングラートバッハのケヴィン・シュテーガー、リーガ2位のビジャレアルのアレックス・バジェナの25回と続く。

歴史的な名前と共に

フリックが率いるバルサでの攻撃において、ラフィーニャの影響力は絶大だ。ドイツ人監督は、成長した選手から最高のパフォーマンスを引き出している。また、現役の選手のみならず、バルサの最近の歴史におけるビッグネームと比較した時、彼の切っているスタートに対して更に価値が高まることになる。リーガ9節において現在のハフィーニャ（32）を超えるチャンスを生み出したのは、2008/09年のチャビ・エルナンデス（34）のみだ。

そして、彼を他の現役サッカー選手と比較するだけでなく、最近のバルサの歴史における他のビッグネームと比較すると、彼のシーズンスタートはさらに価値が高まる。リーグ最初の9日間で、ラフィーニャが生み出したチャンス（32回）を上回ったのは、2008/09シーズンのシャビ・エルナンデス（34回）だけだった。

非常に近い値（31）を決めた選手にはレオ・メッシ (2014/15)  とネイマール  (2015/16) そして再び、30回を決めているチャビ (2009/10)がいる。20003/04年から現在まで、30回ものチャンスクリアエイトをしたシーズンは、ここにあげたものだけだ。