ロベルト・レバンドフスキ、フリックのクラスにおける優等生

 2024/25年のバルサのリーガ開幕に、これ以上を求めることはできないほどだ。リーガ開幕から二試合ニ勝、勝ち点6点中6点だ。このハンジ・フリックの新生バルサには、具体的な名前もあげられるが、中でも今季のスタートで最も優等生として精彩を放っているのは、他でもないロベルト・レバンドフスキだ。 ポーランド人フォワードは、メスタージャでダブルゴールを決め、最高の開幕を切った後、アスレティック・クラブを前に試合中、ひたすら、ゴールを目指し、動き続けた結果、勝利弾を決める活躍を見せたのだ。

研ぎ澄まされた刀

2試合で3得点 十分に 研ぎ澄まされた刀を手に切り込んできた感触だ。もし、2回のポストがなければ、また、アレックス・パディージャのセービングがなければ、さらにゴールが決められていたことだろう。バルサにとって、センターバックがここまで集中しているのは、最大の朗報だ。とはいえ、当然ながら、それはサプライズというわけではない。レバンドフスキは、常にそうであったように、生まれついてのストライカーなのだから。

例えば、2019/20年からこの5年間で、レバンドフスキはブンデスリーガとスペインリーグで155ゴールをマークしている。アーリング・ハーランドより26ゴール多く、キリアン・エンバペとは 129ゴールで並んでいる。

フリックが望むレバンドフスキ

再び、ここにハンジ・フリックのファクターがプレーに関与してくる。ドイツ人監督の指揮下、レバンドフスキの数字は素晴らしいものだ。71試合で86ゴールを決めたバイエルン時代と重なるものがある。

アスレティック・クラブ戦で勝利を収めた後の記者会見で、フリックはバルサの9番について話した。「彼のことはよく知っている。彼のフィジカルは100パーセントだ。彼はゴールハンター、生まれついてのゴールスコアラーだ。常に高い位置でボールを手にしようとしているし、それは私たちのプレーの一つだ。彼のゴールは私たちに勝ち点３と勝利をもたらした」とコメントした。ハンジ・フリックには、まだ、不足している当てはめるべきパーツがある。負傷中のアラウホ、ガビ、アンス・ファティ、デ・ヨングや登録待ちのダニ・オルモなどがいるからだ。しかし、ロベルト・レバンドフスキというパーツは、最初の1分間からうまく当てはまった。この状態が続くことを！