バレンシア - バルサ: メスタージャでの開幕戦

勝ち点がかかることがないお試しの帰還は終了だ。真剣勝負の時がきた。リーガは既に始まったからだ。バルサの 2024/25年シーズンの公式のオープニングは、バレンシア（現地時間２１時半）でキックオフとなる。メスタージャで、バルサの監督として、初めてハンジ・フリックの指揮下、新生バルサが試合を行なう。

プレシーズンは過去のものだ。二勝（オロットに1-0、レアル・マドリードに2-1）、二分（最終的にPK戦で勝利に終わったマンチェスターシティとの試合で同じくPK戦でミランに負けた試合）、一敗（ジョアン・ガンペル戦でのASモナコとの試合）が内訳だった。基本ラインでは良い感触を残し、若手の選手に重要性を与え、フリックが若手を重要視していることがわかった内容だった。バレンシアでも、同様に重要な鍵になるかもしれない。 

オルモ招集外、ペドリ復帰

現状で招集されていないのは、ダニ・オルモだ。パウ・ビクトルと共にバルサに加入したものの、フリックは前日記者会見で、まだ準備が整っていないことを理由に招集しなかった。一方でユーロで負傷したペドリについては、後半から起用する可能性を示唆している。

多くの変化がないバレンシア

対戦相手についてあげられるのは、バレンシアが昨季、9位に終わり、最後までヨーロッパを夢見続ける理由となった見事な守備を継続している点だ。ルベン・バラッハをベンチに起き、非常に若いチームそしてバレンシア的な強いアイデンティティを持ったチームを作り上げ、それが常に要求度の高いメスタージャのサポーターに支えられるチームとなっている。

ディミトリエフスキ、ラファ・ミル、名の知れた加入選手

とりあえず、続けているが、ママダシュビリがゴールマウスで継続するかどうかの疑問を抱えながら、ませどニアのストール・ディミトリエフスキのようなハイレベルのキーパーをスピーディに補強した。ラヨで見事な活躍を見せたキーパーだ。守備は、モスケラ（オリンピックチャンピオン）とヤレック（ユーロU-19チャンピオン）がトップチームに落ち着き、昨季、バジャドリードが昇格する鍵となったセサル・タレガがレンタル移籍から戻ってきて、非常に若い守備陣でディフェンスを作っている。サイドバックには、ティエリ、フルキエ、キャプテンのガヤ（負傷欠場）などベテランを揃えている。

攻撃にはレバンテからダニ・ゴメス、そしてとりわけ、セビージャのラファ・ミルが加入した。名の知れた選手の加入したバレンシアは、フリックのバルサの監督デビュー戦を容易に成功させないための手立てを練って挑む。