ハンジ・フリック: 「素晴らしいクラブにいることに気づいた」

Willkommen、ウェルカム、ハンジ・フリック！今日は、バルサの新監督について特別な日だった。7月25日（木）にシウダ・デポルティーバにてチームの練習を率いた後、フリックは、バルサの監督として公式入団会見に臨んだ。FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が付き添い、74メディア、103人のプロの視線が集まる中、 Auditori 1899 にて、注目の的となった。

このイベントは、ジョアン・ラポルタ会長の演説から始まった。FCバルセロナの会長は、ハンジ・フリックのパーソナリティについて述べ、また、チャビ・エルナンデスの行なった任務についての感謝の言葉も述べた。 

フリックにとって重要なラ・マシア

ハンジ・フリックはどこにやってきたのかを完璧には把握している。「ラ・マシアが行なってきた仕事に対して、私は非常に感謝している。私たちは、このクラブのために全力を尽くしたい、素晴らしく優秀な若い選手たちを手にしている。彼らがより成長をできるような理想的な雰囲気を作り出したい。彼らは非常に高いクオリティを持っている」と最初の言葉を述べ、メディアの質問に対し、ここまでの仕事を行なってきた人々とFCバルセロナを取り巻く環境に改めて感謝し、「多くの情熱があり、信じられないほど素晴らしいクラブなのだと感じた。この情熱を日々、感じているし、それをとても気に入っている」と話した。

全員のハードワーク

ハンジ・フリックが表現したように、タイトルを獲得するのに必要なのは、チームの全パーツを見ることができるハードワークだ。「トレーニングでは、誰もがハードに練習を行う。ピッチに立つためには、トレーニングセッションで100% の力を費やさなければならない」と話し、シウダ・デポルティーバで、アメリカツアーに向けて日々、汗を流している。「全員を見たいので、30人から31人もの選手を連れていく。それぞれのポジションに多くの選手がいるので、その中から選べる状態にある」と付け加えた。

「FC バルセロナは、選手の成長にとって素晴らしい環境が整っている。 誰もが目標を達成するために自分の仕事をこなす必要がある」と各自が肉体的および技術的なハードワークを行うことの必要性をフリックは繰り返した。「どのチームもハードワークを必要としている。私たちはフィジカル面と戦術面に取り組んでいる。我々は多くの点を改善する必要があり、堅実な守備を備えたチームを作ろうとしている。それは攻撃にあたって大事なことだからだ」と説明した。テクニカルスタッフは、この努力を基盤とした哲学を浸透させるための鍵となる。

バルサの新監督は、選手の個々の名前をあげるのをさけたが、ラミン・ヤマルについては、「ユーロでその優秀なレベルを証明した。とはいえ、偉大な選手は、努力し続けなければならない。私たちに良い瞬間を与えてくれることだろう」と話し、負傷しているガビ、フレンキー・デ・ヨング、ロナルド・アラウホ、アンス・ファティも、そのクオリティがチームを助けてくれることになるため、早い回復を願っていると話した。

一仕事を終え、フリックは、笑顔を浮かべ、ジョアン・ラポルタ、ラファ・ユステ、デコと共に、バルサの会員証を手に、バルサの監督としてのプレゼンテーションを終えて去った。