ユーロを目指すバルサの4選手

その日がやってきた。ユーロ2024の決勝当日だ。この日曜日２１時からスペイン代表は、イングランドを前に欧州大会のタイトルをかけて戦う。バルサからは、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレス、フェルミン、ペドリが代表の選手リストに名を連ねている。

ドイツの地で行われているこの特別な大会で今回、精彩を放っているのは、言うまでもなくラミン・ヤマルだ。つい、先日の7月13日に17歳になったばかりの若きラ・マシア出身のストライカーは、ルイス・デ・ラ・フエンテが率いるチームの進出の貢献度を日々あげている。

記録を目指すラミン・ヤマル

この才能あふれるバルサの選手は、準決勝でクンデのいるフランス代表を前に、2-1で勝利をあげた試合でゴールを決めた。そのゴールが決勝進出に役立ったのはいうまでもないが、同時にそれは16歳362日でユーロ史上最年少ゴールを記録することになった。彼の数々の最年少ベスト記録に新たな１ページが加えられた形だが、その記録が更に決勝で増えるかもしれない。

彼はユーロの決勝に参戦する最年少選手、そしてユーロの決勝で得点する最年少選手の記録を手にする可能性がある。ジュード・ベリンガム、フィル・フォーデン、ハリー・ケーンといった選手と共に彼の名前が決勝にあるかどうかは、まもなく明かされることだろう。  

バルサの選手にとって縁起の良いスタジアム

ベルリンオリンピックスタジアムが、スペイン代表対イングランド代表の決勝の舞台となる。ラミン・ヤマル、フェラン・トーレス、フェルミン、ペドリのいるスペイン代表は、ユーロ2024で13得点６勝失点３で、決勝まで勝ち進んできた。他方、ガレス・サウスゲートの率いる代表は、４勝2分7得点４失点で決勝までたどり着いた。

とはいえ、決勝で、ベルリンのスタジアムのピッチに飛び出した時点で、両者ともその状況は互角となる。FCバルセロナにとっては良い思い出のあるスタジアムだ。今から9年前にユベントスを前に五度目のチャンピオンズリーグを制覇した場所だからだ。その当時、ラミン・ヤマルはまだ8歳だったが、今回は17歳の誕生日を迎えたばかりの状態で、ベルリンオリンピックスタジアムのピッチにバルサの足跡を残すべく目標に立ち向かう。今回、目指すはユーロ2024の制覇だ。