ハンジ・フリック、FCバルセロナの新監督

FCバルセロナとハンジ・フリックは、ドイツ人監督が男子サッカーのトップチームの監督として  2026年6月30日まで率いることで合意に達した。新監督は、クラブオフィスにて、FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長、スポーツ第一副会長のラファ・ユステ、クラブの強化担当アンデルソン・ルイス・デ・ソウザ、デコと共に行われた行事において契約書のサインを行なった。

全てのベンチでチャンピオン

ハンジ・フリックとの契約により、FCバルセロナは、ハイプレスサッカー、インテンシティ、常に改革を求めることで知られる監督と共に歩むことになる。クラブ、代表の両レベルで豊富な経験を手にしており、サッカー界で手にできるほぼ全タイトルを制覇している。

1965年にハイデルベルグに生まれた フリック(59歳)は、1996年に初めてベンチに座った。 FC Vヴィクトリア・バメンタル  (1996-00)にて選手兼監督として勤め、その後、ホッフェンハイムを５シーズン (2000-05)率いた。続けて、ジョバンニ・トラパットーニ、ロザール・マティアウスの助監督としてRBザルツブルグで務めた後、2006年の8月にドイツ代表に加わり、そこから全てが大きく変わった。

レーヴと6年

2006年8月フリックは、ユルゲン・クリンズマンの退任を受けて、ヨアヒム・ローヴのアシスタントコーチとなった。ローヴとフリックは、ドイツ代表の再建を目指し、 2008年欧州チャンピオン決勝まで導いた。

2010年、チームはワールドカップで準優勝し、ユーロでも2012年準優勝し、その後、2014年にブラジルでワールドチャンピオンになった。 

６冠

大会での成功後、フリックはアシスタントコーチの座を退き、ドイツサッカー協会の強化担当として務めた。その後、 2017年に強化担当ディレクターとしてホッフェンハイムに戻った。 2019年の夏、フリックはバイエルン・ミュンヘンにニコ・コバッチのアシスタントとしてやってきた。

バイエルンで、クロアチア人監督が数ヶ月務めた後、府立地がトップチームの監督として就任することになった。この決定がバイエルンの歴史を変えることになる。好調なスタートを切った後、バイエルンのCEOルメニゲは、フリックがシーズン末まで続行することを発表し、その結果、フリックは任された最初の25試合中の22試合で勝利をあげ、ジョセップ・グアルディオラの最初の25試合で21勝をあげた記録を抜いた。 

そのシーズン、ミュンヘンは歴史的な三冠を手にしたが、その中にはバルサにとってつらいチャンピオンズリーグでの思い出 8-2 の試合も含まれている。その年、彼は UEFA の最優秀監督に選ばれた。

レバンドフスキという武器

ブンデスリーガ、ドイツ杯、チャンピオンズリーグを制覇してから、ドイツスーパー杯、UEFA スーパー杯、クラブW杯を制覇し、ペップ・グアルディオラが2009年にバルサにもたらしたのと同じ六冠を手にした。

ストライカー、ロベルト・レバンドフスキは、チームの成功に多大な尽力をし、フリックのもと、1試合に1ゴール以上を平均で決めた。 2020/21年、バイエルンは フリックがドイツ代表を引き継ぐために去ると発表した後、リーグタイトルを守った。

それからの8試合を8勝し、ハンジ・フリックのチームは、2022 年、カタールW杯で日本に負けて、グループステージで去ることになった。その数ヶ月後、ドイツ代表監督の座を降りることになった。