バルサ - オサスナ: ビトル・ロケのデビューゴールで勝利 (1-0)

FC バルセロナは、リーガで再び、勝利と再会した。スーパー杯により、延期されていたリーガ20節、オサスナとの対戦は、ビトル・ロケが決めたゴールがバルサに勝利をもたらすことになった。

週末のビジャレアル戦で黒星を喫した後、チャビ・エルナンデスがシーズン末にベンチを退くと発表した後の最初の試合となるこのオサスナ戦に、チャビは、イニャキ・ペニャ、ジョアン・カンセロ、アラウホ、クンデ、クバルシ、ギュンドアン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ラミネ・ヤマル、フェラン、レバンドフスキのスタメンで臨んだ。

フェラン・トーレスの負傷

しかし、試合の始まりは、容易ではなかった。チャビがピッチに送ったスタメンは、早々と交代を余儀なくされた。試合が開始して、5分後、フェラン・トーレスが顔を覆って、ベンチに退くことになったのだ。前半６分、負傷したフェランにかわり、フェルミンが入った。フェルミンにとっては、新背番号16番を背負っての初出場となったが、バルサはリズムに欠け、思うようにチャンスを生み出せなかった。

前半１１分には、ギュンドアンのアシストを受けたレバンドフスキがシュートを放つも、わずかに枠を捕らえなかった。また、前半35分には、ラミネ・ヤマルのプレーを受けて、クンデがゴール前でシュート、前半３７分には左サイドからフェルミンがシュートも、続けてセーブされ、バルサは攻撃を繰り返すも、後わずかのところで、ゴールネットを揺らせない状況が続いた。前半42分には、再び、フェルミンが好機を手にし、47分にはラミネ・ヤマルのセンタリングにレバンドフスキがわずかに届かなかった。最終的に両チームとも相手ゴールを攻めることができず、0-0でハーフタイムを迎えた。

ティグリーニョの咆哮

状況を打破するために、チャビは交代を決めた。後半17分、フェルミンに変えて、ビトル・ロケがピッチに入った。その1分後、ティグリーニョは、バルサのユニフォームを身につけて初ゴールを決めていた。フレンキー・デ・ヨングのパスを受けたカンセロが送ったセンタリングパスに応えて、ビトル・ロケがバルサの先制点になるゴールを押し込んだ。

その咆哮は、ピッチのみならず、スタンドにまで届いた。約１ヶ月前にチームにやってきてから、ようやく決めた初ゴールの重要性、この試合でそれを決めた重要性がそこには込められていた。

その直後、後半21分、ウナイ・ガルシアが2枚目のイエローカードを受け、退場になり、オサスナは残りの時間を数的不利で戦うことになった。後半30分、ペドリにかわって、オリオル・ロメウがピッチに入った。

数的不利になっても、オサスナは、チャンスを見つけては、カウンターを狙い続けた。後半35分には、レバンドフスキがゴールネットを揺らすも、オフサイド判定で得点にならず、バルサは僅差リードで試合を続けた。アディショナルタイムになっても、最後までオサスナは、イニャキ・ペニャのゴールを攻め続けたが、バルサのキーパーは失点を許すことはなかった。勝ち点３は、モンジュイックのものであり、バルサのユニフォームを身につけたティグリーニョにとっては、初めての偉大な夜となった。