レアル・マドリード - FC バルセロナ: すり抜けたスーパー杯 (4-1)

レアル・マドリード - FC バルセロナ: すり抜けたスーパー杯 (4-1)

バルサは、リヤドでのクラシコに敗れ、昨季、制覇したタイトルの連覇は叶わなかった

リヤドでの夢は叶わなかった。2024年初タイトルのかかったスペインスーパー杯決勝は、バルサの手をすり抜けていった。昨季に続けて、決勝でレアル・マドリードを制し、スーパー杯を連覇する夢は、サウジラビアの首都で散った。早い時間にビニシウスが決めたダブルゴールから、チャビ・エルナンデスの率いるチームを痛めつけ、レバンドフスキがエリア外から素晴らしいゴールを決めたにもかかわらず、試合はバルサに有利な展開にならずに終わった。

悪夢の3分間

アンチェロッティの率いるチームを前に、この試合に向けて、チャビ・エルナンデスは、イニャキ・ペニャ、バルデ、アラウホ、クリステンセン、クンデ、セルジ・ロベルト、フレンキー・デ・ヨング、ギュンドアン、ペドリ、フェラン、レバンドフスキのスタメンで臨んだ。

前半4分、ギュンドアンのプレーからバルサは最初のスコアリングチャンスを得た。できる限り、早く得点しようとしたバルサだが、思うようにコントロールできず、、実際に先制点を決めたのは、対戦相手の方だった。

前半7分にビニシウスが先制点を決め、試合をリードした。その1分後にロドリゴが再び、バルサのゴールを攻めるも、ロドリゴのシュートは、イニャキ・ペニャがセーブ。しかし、前半10分に再び、ビニシウスがスピードを生かし、追加点をマーク。3分間の間にレアル・マドリードは、3回に渡り、バルサのゴールを攻め、そのうちの2回を得点に変えた。前半11分には、フェラン・トーレスのシュートがポストに弾け、レバンドフスキのシュートが枠を捉えるも、ルニンが失点を防いだ。前半27分にも、フェラン・トーレスのシュートが枠を捉えるも、再び、レニンがクリアし、得点には繋がらなかった。

バルサが反撃も

しかし、今季最初のタイトルをかけた試合を、現チャンピオンであるバルサも、容易にはあきらめなかった。前半32分、その瞬間がやってきた。クンデのセンタリングパスをディフェンダーがクリアするも、そのクリアボールを受けたレバンドフスキが、エリア外から渾身の力を込めてシュートし、そのボールが、レニンの守るゴールマウスを揺らした。スコアは2-1と1点差に縮まった。だが、そのそれから10分もたたずして、前半38分、エリア内のビニシウスへのアラウホのファウルにより、PKの笛が吹かれた。ビニシウスはそのチャンスを失うことなく、3点目を決めて、クラシコでのハットトリックを達成し、前半は3-1で折り返すことになった。

リアクションを起こせず

後半は、前半と同じ顔ぶれでスタートしたが、この状況を打破するために、後半15分、チャビはトリプルチェンジを行った。ペドリ、フェラン、セルジ・ロベルトがベンチに退き、ラミネ・ヤマル、ジョアン・フェリックス、フェルミンがピッチに入った。状況を改善する時間が与えられる前に、レアル・マドリードが再び、追加点を決めた。後半18分、ロドリゴがイニャキ・ペニャのゴールを破り、スコアは4-1になり、点差は更に広がった。後半25分には、ビニシウスへのファウルでロナルド・アラウホが2枚目のイエローカードを受け、退場となった。バルサは、残りの20分を数的不利で戦うことを余儀なくされた。最後まで、スコアが変わることはなかった。リヤドで手にすることを望んでいたタイトルは、バルサの手をすり抜けていった。

Força Barça
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