バルセロナ港でラファエル・ユステ副会長とジュール・クンデと共にバルサと財団法人による人権支援イベント
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バルセロナ港のボッシュ・イ・アルシナ埠頭は、世界人権宣言75周年を記念してFCバルセロナとその財団が数日前に開始した世界的なキャンペーン「最も多くの物語を伝えるユニフォーム」を発表するイベントの会場として選ばれた。
このイベントには、ラファエル・ユステ副会長、財団事務局長のマルタ・セグ博士、バルセロナ港の会長、ルイス・サルバド氏、男子トップチーム選手のジュール・クンデ、社会活動家のママドゥ・ディア氏及び様々な社会組織団体が出席して行われた。
このキャンペーンは、基本的権利が侵害され、戦争、迫害、極度の貧困のために家を追われ、他国で尊厳ある生活を求めている何百万人もの人々の物語を伝えている。 バルセロナ港が選ばれたのは、これらの非常に多くの移民が不安定な船で海を渡って来なければならないためだった。バルサやそのほかのユニフォームを着て、多くはたどり着くが、不幸なことにそこに到達すらしない者もいる。 このユニフォームはそんな人々の象徴なのだ。
「最も多くの物語を伝えるユニフォーム」のキャッチフレーズをキャンペーンの中核として用いることで、世界中で継続的に起き続けている人権侵害に対して声をあげる。世界人権宣言が、75年前に合意されたにもかかわらず、それを正すためには、いまだ長い道が残されているからだ。
このキャンペーンは、人権を守り、社会で脆弱な立場にある人々、中でも子供達や若者を支援するという、バルサ財団のプロジェクト及びFCバルセロナの社会的取り組みに焦点を当てている。このキャンペーンは、バルサがなぜ、「クラブ以上の存在」であるかを説明するその社会的及びチャリティ面のショーケースとなっている。
このキャンペーンは昨年1月4日、バルセロナの大学広場にあるメタクリレート製の箱の中にバルサのシャツのシルエットを展示することから始まった。 この構造には、キャンペーンビデオにアクセスするための QR コードが含まれており、人々が財団の活動について学べるように財団の Web サイトへのリンクも設けられている。
イベント中、世界中から多くの移民が辿る危険な旅路を象徴するシンボリックなバルサのユニフォームのシルエットを含む建造物が海に設置される。このイベントでは、世界中の多くの移民が辿る危険な旅を表すために、バルサのユニフォームの象徴的なシルエットを含む建造物が海に設置される。 さらに、この建造物には、ママドゥ・ディアの物語を説明するさまざまなパネルや、カタルーニャに到着し、FC バルセロナ財団の包括的プログラムに参加しているさまざまな若者の物語も含まれることになるだろう。2006 年にボートで祖国を出国し、ヨーロッパの海岸に到達したセネガル人男性、ママドゥ ディアは、現在作家かつ活動家であり、セネガルにハハタイという名付けた団体を立ち上げ、バルサ財団と協力している。その目的は、まさに、母国の若者に機会を生み出し、多くの場合決して果たされることのないヨーロッパの夢に向かって危険な旅に彼らが命を危険にさらすことを防ぐことにある。
イベントは、バルセロナ港湾会長が出席者を歓迎し、財団の事務局長がキャンペーンの目的を説明して開会した。 ママドゥ・ディア氏が自身の人生経験を、世界中の何百万人もの人々がより尊厳のある生活を求めて歩まなければならない道の例として説明した後、ラファエル・ユステ副大統領がイベントを閉会した。
また、クンデは、活動家のママドゥ・ディア氏に、より良い生活を求めて、希望をたくし、命を犯すリスクを犯す脆弱な立場にある人々の人権を支援するバルサの象徴として、バルサのユニフォームを手渡した。
FCバルセロナラファエル・ユステ副会長コメント
「FC バルセロナとバルサ財団では、人権の擁護に断固として取り組んでいます。 私はこのイベントを生かして、海や砂漠を渡る旅の途中で亡くなったり行方不明になったりした何千人もの人々、会うことはないが家族に追われ惜しまれている匿名の人々、より良い生活の夢を目指す旅の途中で深刻な虐待に苦しんだ人たち、その他多くの人々を覚えておきたいと思っています」
FCバルセロナ財団法人、マルタ・セグジェネラルディレクターコメント
社会起業家、作家兼活動家のママドゥ・ディアコメント
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