マッチレポート:グラナダでのドロー

マッチレポート:グラナダでのドロー

バルサは、早い時点で、グラナダに先制点を許し、2点のビハインドからラミネ・ヤマルとセルジ・ロベルトのゴールで同点に追いついたものの、勝ち点3を手にすることはできなかった

代表戦により休止する前のリーガ第9節、グラナダーFCバルセロナ戦は、早い時点で、グラナダが先制点を決め、ホームチームに2点リードされたものの、それに追いつき、同点に漕ぎ着けたが、勝ち点3を手にするための後、1点を決めることができずに終わった。

レバンドフスキ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング、ハフィーニャなど、中盤から前線にかけて多くの選手が負傷欠場している状況で迎えたヌエボ・ロス・カルメネス・スタジアムでのグラナダとの対戦に向けて、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、クンデ、クリステンセン、ジョアン・カンセロ、バルデ、ギュンドアン、ガビ、フェルミン、フェラン・トーレス、ジョアン・フェリックス、ラミネ・ヤマルのイレブンで臨んだ。

開始から17秒の先制点

テア・シュテーゲンが、この試合でラマジェッツの記録を超えて、バルサ史上GKの出場最多ランキング3位になる名誉な記録を更新したが、そのお祝いムードは、一瞬にして吹っ飛んだ。試合が始まって、最初にバルサが触ったボールをブライアン・サラゴサが奪い、クロスシュートをテア・シュテーゲンのゴールに突き刺したのだ。試合が始まって17秒しかたっていない時点での先制点だった。

バルサは、7割以上のポゼッションを誇り、同点にするため、攻撃を仕掛けるも、次に訪れたゴールは、再び、ホームチームから生まれた。前半28分、先制点を決めたブライアン・サラゴサが、再び、シュートを放ち、スコアを2-0に伸ばした。

さらにバルサにとって、不運な事故が起こった。プレーしている最中に、ガビの足がクンデにあたり、その結果、クンデがプレーを続けられなくなったのだ。一度は、ピッチに戻ったものの、続行できないと判断したクンデはベンチに退き、前半44分、アラウホが代わりにピッチに入った。

ラミネ・ヤマルの初ゴール

ハーフタイムを迎える前に、バルサは1点を返すことになった。それを決めたのは、16歳のラミネ・ヤマルだった。ジョアン・フェリックスが前線まで持っていったボールを受けたラミネ・ヤマルは、バルサのトップチームで初得点を決め、リーガ史上、最年少でゴールをマークした選手となった。

後半16分、再び、バルサが交代を行い、この日、初スタメンでプレーしたフェルミン・ロペスに代わって、セルジ・ロベルトがピッチに立った。後半25分には、フェラン・トーレスが同点弾を決めるチャンスも、スコアが変わることはなかった。

後半31分、チャビはラミネ・ヤマルに代えて、オリオル・ロメウをピッチに送った。その直後、ギュンドアンのシュートが枠を捉えるも、クリア。更に後半33分にはアラウホが得点を決める寸前も、そのポテンシャル溢れるシュートは、わずかに枠を捕らえなかった。ガビのシュートも再び、セーブされ、バルサは同点を狙い、ゴールを求め続けたが、ゴールネットを揺らすことができないまま、時計は、試合終了まで後、10分だと告げていた。

キャプテンの同点弾

しかし、そこであきらめなかったバルサに同点弾が訪れた。バルデの放った完璧なセンタリングに応えて、キャプテンのセルジ・ロベルトが、シュートを突き刺した。バルサは試合を同点にし、アディショナルタイムが7分間、与えられた。

取り消されたゴール

そのアディショナルタイムに、ジョアン・フェリックスがゴールを決め、スコアを2-3に変えたが、その喜びは続かなかった。フェラン・トーレスがオフサイドだったと判定され、そのゴールが取り消されたのだ。バルサは、逆転勝利を手にする寸前だったが、最終的に2-2のドローに終わり、勝ち点1を手に、バルセロナに戻ることになった。しかし、たった一つだけ、明確なことがある。このバルサは、最後まで決して諦めないチームなのだ。

 

Força Barça
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