マッチレポート：目標達成

リュイス・コンパニスオリンピックスタジアムで行われたリーガ8節、バルサ対セビージャFC戦は、1-0と僅差で勝ち点３を手にし、目標通り、無敗記録を継続した。

この試合に向けて、チャビは、テア・シュテーゲン、バルデ、クンデ、クリステンセン、ジョアン・カルセロ、ギュンドアン、ガビ、ジョアン・フェリックス、ハフィーニャ、ラミネ・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。

この試合は、宿敵レアル・マドリードの元選手、セルヒオ・ラモスがセビージャに戻ったほか、バルサで貢献したイバン・ラキティッチとの再会などが含まれた特別な試合となった。とはいえ、それが大きな意味を持つことになるとは、誰も期待していなかった。

十五夜の月明かりのもと、レアル・マドリードで16年間勤めた元宿敵のキャプテン、セルヒオ・ラモスが後半30分に、バルサにオウンゴールを決め、勝利をもたらすことになった。

ハフィーニャの負傷

時間が経つにつれて、両チームともより、攻撃的になっていった。ジョアン・フェリックスは、2度に渡り、ゴールを決める寸前であり、とりわけ、前半21分に、ジョアン・カンセロの素晴らしい個人プレーとアシストからポストに当てたのは、惜しい結果となった。また、バルサにとっては、危険な状況もあったが、テア・シュテーゲンがその危機を救った。オカンポスがペナルティエリアから放ったシュートをガビが胸で止めた。そして、ハーフタイムの前にハフィーニャが負傷する辛いニュースが訪れた。

執拗に攻めたバルサ

後半になり、バルサは執拗に攻撃を続け、レバンドフスキが先制点を決める寸前だったが、そのプレーはコーナーに終わった。ディフェンスラインでは、バルデのプレーが光った。また、ラミネ・ヤマルもシュートを狙ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

セルヒオ・ラモスによる勝ち点

タイムリミットが迫っており、スコアボードはスタートから変わっていなかった。しかし、フェラン・トーレスのアクションが、状況を変えた。バルサの7番が放ったセンタリングは、ラミネ・ヤマルがわずかに触れる形になった。そのボールは、セルヒオ・ラモスの足元に落ち、本人の意思とは無関係に、そこで触れたボールが、ゴールに吸い込まれることになった。元レアル・マドリードの選手が決めたオウンゴールにモンジュイックのスタンドは沸き、バルサは、貴重な勝ち点３を手にすることになった。