フェルミン・ロペス、クラシコを片付けた小さなクラック

フェルミン・ロペス、クラシコを片付けた小さなクラック

試合の終盤に投入されたアンダルシア人選手は、見事なゴールを決めたのみならず、アシストも送り、バルサカラーに染まったエル・クラシコのスターとなった

ダラスでのクラシコ(3-0)は、 66分を迎えていた。チャビは、フェルミン・ロペスをピッチに送ろうと決めた。ハフィーニャと共に、アンダルシア出身の選手は、 1-0と僅差リードしているスコアのもと、まだ先が見えない舞台に立った。たった20歳のフェルミンが、その大舞台で怖気付くことはなかった。それどころか、この試合は、彼のクラシコにすると決めたのだ。

85分、セルジ・ロベルトがボールを取り返すと、その左足を振り抜き、彼が放ったシュートがゴールに突き刺さり、世界中を驚愕させた(2-0)。それだけで、彼の名前は、既に試合の主役として刻まれたのだが、彼にとっては、それは十分ではなかった。アディショナルタイムに、彼は、フェラン・トーレスが試合を 3-0 にしたゴールのお膳立てとなるアシストを送ったのだ。

そのパフォーマンスは、監督、チャビ・エルナンデスからの賛辞を引き出すことになった。「フェルミンは、才能があり、ラストパスを送ることができる選手で、両足を使え、左右どちらでもプレーできる。まだ、20歳だが、強い個性を持っている。僕が好きな選手だし、彼が持つ才能とラストパスは、僕らに少し、昨シーズン、欠けていたものでもある。彼は恐れないし、ボールを求め、易々とプレーする。それを練習で見ているし、だからこそ、プレー時間を与え、信頼を置いている」と試合後の記者会見で語った。

このようにして、7年前にラ・マシアにやってきたチームの最年少選手は、以前、「フェルミン、エル・ペケニン(ちびっこ)」との呼び名を以前、バルサTVの番組を通してつけられたが、そのちびっこは、今では成長した。それは単にフィジカル面だけでない。 RFEFカテゴリーのリナレスにレンタル移籍したことで大きな成長をみせ (12ゴール 4アシスト)、その名も知られるようになったのだ。 そして、今、このクラシコを通して、クレも、フェルミン・ロペスの名前を記憶することになる。

Força Barça
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