ゴールをもたらすミッドフィルダー
ペップ・グアルディオラの指揮下、ギュンドアンは、トータルミッドフィルダーとなり、そのゴール嗅覚を爆発させた
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バルサは、 2023/24年最初の選手獲得を行なった。単なる選手獲得ではない。イルカイ・ギュンドアンが、バルサの選手になったのだ。この選手獲得により、チャビ・エルナンデスは、マンチェスターシティでイングランドサッカーを率いたミッドフィルダーを手にすることになったのだ。
ボルシアドルトムントでの活躍を見た後、その才能はわかっていたが、ペップ・グアルディオラの指揮下、彼はゴール嗅覚を併せ持つミッドフィルダーとなった。ギュンドアンがイングランドにやってきた 2016/17年から、彼は、元チームメートのフィル・フォーデンと並び、実に60得点を決めた。
ギュンドアンを超えるのは、マンチェスターユナイテッドで64ゴールを決めているブルーノ・フェルナンデスのみだが、彼が決めたゴールのうち、25得点はPKによるものだ。また、このランキングのトップは、バルサの新加入選手の元チームメート、ケヴィン・デ・ブライネだ。
選手をここまで攻撃的なミッドフィルダーに仕立てたのが、ペップ・グアルディオラなのは、言うまでもない。ドルトムントでは、157試合で15ゴールを決めたが、とりわけ、ゴール力のある選手ではなかった。マンチェスターシティでは、複数のポジションをこなし、攻撃エリアでプレーするようになり、前線でより主役となった。現在、経験を詰んだ32歳の選手は、バルサのユニフォームを身につけ、その才能を生かし続けることに改めて挑戦する。