バルサ史上最高のメトロノーム、セルヒオのアディオス
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2008年9月13日、ジョセップ・グアルディオラがリーガ2節のバルサーラーシング戦の招集リストにその名前を含めた時、セルヒオ・ブスケッツの名前を知っているものは非常に少なかった。それだけではなかった。その日、背中に28番を背負った選手は、トップチームデビューとなるその試合で、スタメン出場を果たしたのだ。正門から入場しての道道としたデビューだった。Spotifyカンプノウで、バルデス、プジョル、ピケ、メッシ・・・そして元監督のチャビと共にチームの一員としてデビューした選手は、その元チームメートが率いるチームのもとを去る時がやってきた。
その日の試合で、バルサはドローに終わり、その感触は最高のものではなかった。しかし、グアルディオラの率いるバルサは、セルヒオをピッチの中盤の要にし、その後、申し分のないプレー内容で勝ち始めた。最初のシーズンにセルヒオは、リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグの全てを制覇し、トップチームで41 試合に参戦したのだった。
トップチームにセルヒオが入り、また、ペドロ・ロドリゲスもメンバーに加わった。この二人は、 2007/08年にグアルディオラが率いていたバルサ・アトレティクの中心となる選手であり、当時の2部B昇格の原動力となった。その2年後の2010年、二人は、バルサであらゆるタイトルを制覇し、スペイン代表でもチャンピオンとなり、それはユーロ 2012でも同様だった。24歳の年齢で、手にした優勝杯は、ミュージアムが作れるほどだった。
その時から、監督が誰であろうが、常にスタメンの座を確保してきた。ジョセップ・グアルディオラ、ティト・ビラノバ、タタ・マルティーノ、ルイス・エンリケ、エルネスト・バルベルデ、キケ・サンチェス、ロナウド・クーマンそして、チャビ・エルナンデスは、常に無条件に彼に賭けてきた。チャビとも、最後の日まで、その座は変わらないことだろう。現時点で、チーム内でのプレー時間は、6位だ。
現在まで、31を数える全てのタイトルを手に、最後のタイトルは、今週の日曜日にコルネジャ・エル・プラットで手に入る寸前だ。リーガを制覇すれば、彼にとっては9回目のリーグ優勝となる。だが、彼のタイトルレベルでのベストシーズンは、初年であり、グアルディオラと共に4シーズンで14タイトルを制覇した時だった。その時期のピッチの中盤、3人、セルヒオーチャビーイニエスタは、歴史となった。この3人が、来月6月6日に東京で一堂に会することになる。FCバルセロナがヴィッセル神戸を前に行なう親善試合でその機会が生まれる。
この伝説の中盤は、チャビが引退を発表した 2015年まで続いた。その後、セルヒオは、トップチームの第3キャプテンとなり、2年間、続け、その後、イニエスタが去った後、第2キャプテンとなった。2021年、メッシがクラブを去ってから、セルヒオはバルサの第一キャプテンとなった。
セルヒオのトップチームにおける重要性は、誰もが認めるところであり、彼はこの15年間、常にチームの灯台であり続けた。
2008年ほぼ無名だったセルヒオ・ブスケッツの名前は、現在、バルサ史上最高の守備的MFとして世界中に知られるようになった。そして、それはサッカー史上においても、同様だろう。
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