21世紀の欧州最強ディフェンス：FCバルセロナとチェルシー 対決

2022/23年のバルサは、今季、そして、今世紀において、ヨーロッパの五大リーグの中でも最強ディフェンスを誇っている。既にマーク・アンドレ・テア・シュテーゲンが、現在まで、クリーンシートの記録を作り続けているのは、周知の通りだが、2004/05年、ジョゼ・モウリーニョの指揮下、チェルシーで、ペトル・チェフは、26試合負け知らずの記録を打ち立てた。テア・シュテーゲンは既にその記録とタイで並んでおり、その記録を伸ばすチャンスが更に5回、残っているのだ。

しかもしれは、ゴールキーパーのみに止まらない。チェフは、当時、テリー、カルバーリョ、フェレイラ、ガラス、マケレレといったディフェンスに囲まれていた。 2022/23年のバルサの堅守においても、同じことが言えるのだ。

失点

チェルシーは、リーグにおける38試合中15試合を無失点で終えた。ペトル・チェフは、その試合中35試合に出場し、13失点の成績を手にした。これは、今世紀のヨーロッパ五大リーグにおいて、最も少ない数値だ。しかし、バルサは、現在まで33試合中わずか11失点しか、許していないのだ。

もちろん、それは新記録が既に生まれたわけではない。しかし、残り5試合で、バルサが4失点以上を避ければ、ありえない話ではない。

ホームでの強さ

バルサがとりわけ、ディフェンスの強さを見せているのは、ホームだ。モウリーニョの率いていたチームも、スタンフォードブリッジでシーズンを通して6失点しかしておらず、悪い成績ではないどころか、驚くべき結果だ。しかし、バルサにおいては、今季、ホームではたった2失点しかしていないのだ。そして、まだ、 Spotify カンプノウ での試合が2試合残されている。新たな記録が生まれる寸前かもしれないのだ。

また、2004/5年のチェルシーが手にしている素晴らしい記録の一つに、10試合連続で1ゴールも許さなかったというものがある。この記録に関しては、バルサは今季は打ち勝つことができない。バルサの今季の記録は、6試合連続無失点だが、十分に素晴らしい記録と言えるだろう。