バルサ-UNAMプーマス: 開幕前の好感触 (6-0)

ガンペル杯は、これ以上はないという最高の形で終わった。チャビ・エルナンデスの率いるチームは、メキシコのUNAMプーマス を前に対戦し、Spotify カンプノウ でサポーターを前に勝利を収めた。レバンドフスキ、ハフィーニャ、ケシエ、クンデなどの新加入選手にとっては、スタジアムでのデビュー選手となり、レバンドフスキに至っては、ゴールデビューも果たした。そのほか、バルサは、ペドリがダブルゴールを決めたほか、デンベレ、オーバメヤン、フレンキー・デ・ヨングがゴールを決め、ゴールフェスティバルの夜を過ごした。

ダニ・アウベスへのトリビュート

試合前にクラブは、ダニ・アウベスへの敬意を表すためのイベントを用意した。バルサの外国人選手として、史上最多出場ランキング2位のブラジル代表選手は、キャプテン、セルヒオ・ブスケッツとジョアン・ラポルタ会長の手から、クラブで出場を果たした数(431)を印刷したユニフォームを受け取り、また、バルサの選手として過ごした数々の瞬間を集約したビデオが流された。その間、 Spotify カンプノウには、彼の名前を呼ぶ歓声が響いていた。

夢見るような幕開け

信じられないことに、バルサが2得点を決めるのに必要とした時間は、5分間のみだった。チャビは、今回のガンペル杯にテア・シュテーゲン、アラウホ、セルヒオ、デンベレ、ペドリ、レバンドフスキ、セルジ・ロベルト、ハフィーニャ、エリック、バルデ、ガビのイレブンで、ジョアン・ガンペル杯をスタートした。

その2分後、ゴールネットが揺れていた。バルサファンが期待していたレバンドフスキのホームでの初ゴールだった。

その1分後、今度はレバンドフスキからのアシストを受けて、ペドリが2ゴール目を決めた。新たな攻撃コンビネーションが誕生したのを83021 人のサポーターが見守った。

だが、これは、祭典のスタートだった。前半9分には、デンベレがパーティに参加した。この3点目をアシストしたのは、新加入選手のハフィーニャだった。

対戦相手のプーマスは、2004年にレアル・マドリードを前に、ベルナベウトロフィーを持ち上げた歴史を今度は、バルセロナで繰り返すべく挑んでいたが、ハーフタイムを迎える前に、ペドリがこの日、二度目のゴールを決め、バルサは前半を4-0で折り返した。

クンデのデビュー

チャビは、後半からがらりと顔ぶれを変えたが、にもかかわらず、チームは強固なままだった。後半から出場したケシエとオーバメヤンのコンビが、チームの中心となり、後半4分には、オーバメヤンが追加点をマークし、さらにスコアを広げた。

また、アメリカツアーには参戦できなかったクンデにとっても、デビューナイトとなった。

デ・ヨングの6点目

試合はそこで終わらなかった。バルサは、何度となくシュートを打ち、その殆どはゴールを捉えるものだった。ジェラルド・ピケのバックヒールパスからのシュートやオーバメヤンのポストなど、ゴールをかするチャンスが多々、あった。だが、最後に決めたのは、フレンキー・デ・ヨングだった。バルサはスコアを6-0 と大きく伸ばした。GKがアルナウ・テナスに変わってから、プーマスにも一度、ゴールを決めるチャンスがあったが、最終的にバルサは無失点を守りきった。

プレシーズンは、全試合を通して18得点3失点を手に終わった。来週の土曜日、いよいよ、本番がやってくる。2022/23年のリーガ初戦は、ラヨ・バジェカーノを前にこのSpotfyカンプノウで、21時に幕開けとなる。