アダマ、FCバルセロナにローン移籍

FCバルセロナと ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ・フットボール・クラブは、アダマ・トラオレを2022年6月30日までレンタル移籍することで合意に達した。バルサが、選手のサラリーを支払い、自由買取のオプションがつくことになる。

アダマ・トラオレのトップチーム選手としての入団発表は、2月2日（水）に無観客で行われる。追って、詳細についてクラブから発表される予定だ。

マシア育ちのカタルーニャ人選手 

1996年1月25日に、バルセロナ近くのホスピタレット・デ・ジョブレガットに生まれたアダマ・トラオレは、FCバルセロナに8歳で入団。才能あるウイングとして、みるみるうちに頭角を表し、年齢を上回るカテゴリーでプレーすることは、しょっちゅうだった。

強靭で順調な成長を見せたアダマは、17歳の年齢で、バルサBで2部デビューを果たした。2013/14年には、エウセビオの率いるチームで、26試合に出場し、4得点をマークした。また、 U19 カテゴリーでも助け、 2014年、バルサ史上初のUEFAユースリーグ制覇を制覇した。

8年前の公式デビュー

アダマのトップチームデビューは、2013年11月23日であり、当時、ヘラルド  'タタ' マルティーノが率いていたチームで、ホームで行われたグラナダ戦で、ネイマールと変わって、最後の数分、ピッチに立った。試合は、 4-0でバルサが制した。その3日後、アムステルダムでアヤックスを前にしたチャンピオンズリーグでも、トップチームデビューを果たした。トップチームで決めた唯一のゴールは、ウエスカを前にバルサが 8-1 で勝利をあげた国王杯での試合で決めた。

プレミアムリーグへ

トップチームでデビューを果たした後、アダマは、015年の夏に、アストンビラにサインし、プレミアムリーグへと去り、その1年後、ミドルスブラへ移り、2018年の夏に ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに加わった。

ウルブズでのパフォーマンスは、スペイン代表監督、ルイス・エンリケの目に留まるのに十分であり、アダマは、2020年10月にスペイン代表デビューを果たし、現在までA代表と共に8回出場を果たしており、昨夏のユーロにも参加した。 

スタイル: スピード&パワー

アダマは、欧州サッカーにおける最高のドリブラーの一人と考えられている。最近のシーズンでは、相手のディフェンダーを抜き、ゴールラインまで達するドリブラーとしてのランキングで高く評価されている。

また、アダマは、両サイドの攻撃にたけているため、ディフェンダーにとっては悪夢だ。彼のスピードは、ゴールを決めるだけでなく、ゴールチャンスを生み出させることになる。6年以上過ぎて、今、マシア育ちのウイングが、基本を学んだ場所、バルサに戻ってくる。