「電子投票は大きな挑戦だ」

12月19日、バルサは歴史を作ることになる。史上初、会員が、クラブにとって非常に大事な決定を、従来の方法でなく、例外的に電子投票で行われるのだ。「電子投票は、偉大な挑戦だ」とジョアン・ラポルタ会長は、エスパイ・バルサの資金調達に関するレフェレンダムのプレゼンテーションで話した。ソシオ（会員）は、10月23日に行われた総会で幅広く支持された件について、批准するかどうかの決定を下さなければならない。

「ソシオ代表は、この非常に重要性のある決定に関し、良い働きを行なった」とクラブ会長は認め、「成長し続け、ハイレベルで競うための大きな機会であることを理解していた。これはコストではない。投資だ」とラポルタ会長は主張し、その後、フロントが今回のプロジェクトを再編成することにした理由について、「7年間で、１億4500万を投資したが、全体の５％しか実施されていない」とその理由を説明し、「私たちの義務は、成長し続け、ハイレベルで競い続けるために、私たちが必要だと理解する改善を取り入れながら、プロジェクトを終えることが我々の義務だ」と話した。

会長は、また、このレフェレンダムを電子的、テレマティックな方法でのみ、行うことに決めたことについて、「100年に渡るクラブの民主的な伝統に忠実に、全員一緒に行うべきだと理解している。テレマティックな方法で行うことで、我々は、パイオニアとなるし、参加しやすい状況を作り出し、世界中のソシオ（会員）に開かれるからだ」と説明した。

「私たちが望むのは、バルサにとっての最善を生む前向きな評決だ。テレマティックな投票は、今後、数年間にわたり、歩き続けていくために 我々をより強くしてくれる。この承認は、我々の息子や娘、孫たちに残るクリーンなレガシーを意味するのだ」そして、今回のキャンペーンのテーマ、「全員が投票すれば、私たちみんなが勝つ」のフレーズで、終えた。

クラブのCEO、フェラン・レベルテルは、ファイナンスの詳細について説明し、なぜ、レフェレンダムを行なうのか、改めて思い起こさせた。「私たちの会員や代表ソシオの大多数が承認したことを批准するためだ。総会は大きな支持を得たが、このプロジェクトの大きさから、全会員のレフェレンダムが必要だと理解している」。

CEOは、また、ユーロの金額について、2014年に６億で承認されたものの、これはプロジェクト同様、時代遅れで過小評価されている数字であり、プロジェクトを現実化するための,ものだと正当化した。「私たちはこの投資を高く評価している。4年間のプロジェクトであり、常に予期せぬできごとが起きうる。現在は、パンデミックのために、建築コストが 10%上がった。おそらく、一年以内にはそれは起きないだろう」と話した。

ITディレクターのフアン・マヌエル・タベロ は、テレマティック電子投票について説明した。クラブは、「セキュリティと透明性」を保証するMinsait のテクニカルサポートを行なうと説明した。プラットフォームには、ソシオのための身分証明及び認証方法が含まれている」と説明し、その手順には、５つの暗号化されたシークレットキーが含まれており、この透明化を法相するためにランダムに選ばれたソシオによって作られるレフェレンダムボードのメンバー5人の手に委ねられる。 さらにこのプラットフォームでは、投票のカウントがスピーディに行われるため、投票した会員の匿名性も保証される。「1万票ごとにカウントにかかる時間は1分だ。よって、もし、８万票なら8分間だ。プロセスとデータを別々だ」と暗号化された形で投票者の匿名性を保障し、「投票プロセスが終わった時点で、認証され、痕跡は残らない」と説明した。

最後にタベロITディレクターは、「ソシオの個人情報は正確でなければならない。セキュリティの大半は、この点kから来ており、データは正確でなければならない」と訴えた。