メッシ、伝説の選手

レオ・メッシは、FCバルセロナで継続しない。双方は、新たな契約書にサインするという明白な意図のもと、クラブとレオ・メッシの間で合意に達したにもかかわらず、経済的及び構造的（スペインリーグの規約）により、可能にはならなかった。

よって、アルゼンチン人選手は、バルサの選手としてのキャリアに終止符を打つことになる。その期間、17シーズンを、トップチームで過ごし、クラブ史上最多タイトルである35タイトルと数えきれない個人記録を手にした。

記録に次ぐ記録

リオネル・メッシは、数々の記録を破り続けてきた。これらの記録の中のいくつかは、何年も維持しているが、全てではない。昨シーズン、レオ・メッシは、バルサ史上、最多出場を果たした選手としてのシャビ・エルナンデスの記録を超えた。また、クラシコ史上最多出場数で、セルヒオ・ラモスとも並んでいる。また、一つの同じクラブでゴールを決めた咲いた得点王だったペレの記録も破った。 

トップチームで17年 

メッシは、トップチームでプレーし始めてから、17年間をかけて、この全ての記録を制覇してきた。 2004年10月16日にリーグ戦でエスパニョールを前に公式デビューを果たしてから、アルゼンチン人スター選手は、不可能だと思われた全ての記録を打ち破り続けている。

この偉大な瞬間を積み重ねた 17 年間の全てをリストアップするのは不可能だが、その最初は、初ゴール - アシストはロナウジーニョだった - を決めた2005年5月1日のアルバセテ戦であり、レオ・メッシがバルサの選手として35回目のタイトルをもたらした 2020/21 年アスレティック・クラブを前に国王杯を制覇した勝利 (0-4) までだ。

その間に、とはいえ、記憶を呼び起こす数えきれない経験がある。チャンピオンズリーグや国王杯の決勝、 2008/09年と 2014/15年の三冠、 2009 年の６冠、忘れらない 2-6、 5-0 、 0-4 の勝利を収めたクラシコなどだ。

メッシ時代の35タイトルには、全て彼の名前が大きく刻まれている。それは、彼がいつもそれがゴールであれ、アシストであれ、違いを呼び込むプレーを行なってきたからだ。ベルナベウでメッシが決めたゴールを誰が忘れることができるだろうか？あるいは国王杯決勝でアスレティック・クラブを前に決めたゴールを？あのチャンピオンズリーグのエキサイティングな決勝の瞬間を？ 

メッシは常に栄光の瞬間に歴史を作ってきた。ヘタフェ戦で、最終的にバルサが国王杯決勝進出するのを助けることになったあの 'マラドーナ' ゴールは、クラブのサポーターにより、バルサ史上最高のベストゴールと考えられている。

マラドーナの話が出たところで、そう遠くない時に、メッシが11月25日に亡くなったアルゼンチンのレジェンドに素晴らしい追悼を捧げたことを忘れてはならない。マラドーナが悲劇的な最期を遂げた後、最初にメッシがゴールを決めた時、彼はバルサのユニフォームを脱ぎ、その下にきていた背中に10番の入ったニューウェルズオールドボーイズのユニフォームを見せたのだ。いうまでもなく、ニューウェルズは、メッシがバルサに2000年にやってくるまで所属していた自らのキャリアをスタートしたチームだった。こういったディテールが、メッシをベストに作り上げたのは言うまでもない。