カンプノウにて、バルサの新ユニフォーム紹介

FC バルセロナは 2021/22年新ユニフォームを本日、カンプノウで紹介した。そのイベントには、ジョアン・ラポルタ会長、選手の マルタ・トレホン、キャロライン・グラハム・ハンセン、リキ・プッチ、アンス・ファティ及びその他のバルサが ‘More Than a Club’（クラブ以上の存在）と考えるショーケースの代表者が出席した。 このイベントは、クラブとバルセロナ、カタルーニャの団結、繋がりにとりわけ、重きを置いており、そのコンセプトが、クラブ章旗からインスパイアされ、クラブ及び数多くの有名な価値観を伝え、新ユニフォームのデザインに反映されている。

このプレゼンテーションは ‘MORE THAN’ と名付けられたキャンペーンの一貫であり、来季を通して、バルサがグローバルレベルで独自の存在である全てを披露することになる。ピッチ上には、この根幹となる価値観が映し出された様々なスクリーンが設置される。その価値観とは、独自のプレースタイル、マルチスポーツの使命、女子サッカーのサポート、独自のオーナーシップシステム、ラ・マシア、バルサ財団を通したソーシャルコミットメント、バルサイノベーションハブを通してのイノベーションへの模索、そしてクラブルーツとつながる価値観とプライドを示している。

バルサが世界で知られている人物、パウ・ガソル、アレクシア・プテジャス、フェラン・アドリアなどがプロモーションに現れ、また、モロッコから両親がいない状態でやってきてバルサ財団の恩恵を受けた16歳のフマッド・メンゾウくんも、現れる。ピッチでロンドを行なうバルサアカデミーの子供達に代表されるバルサスタイルやこのユニフォームの意味を若いファンに訴えるラッパーのリル・ルシア、イドマエレも登場する。

アルベルト・オムにより、司会進行されるイベントのハイライトは、カタルーニャの ‘コーラル’、ゴスペル歌手、ファン、クラブの公式サポーターによって作られた220人の合唱団によって歌われるこのキャンペーンのために作られたスペシャルソングだ。 全員がチュニックを装い、パフォーマンスの終わりと共にそれを脱ぐと、ユニフォームの新デザインがその下から現れた。

イベントは、マルタ・トレホン、キャロライン・ハンセン、リキ・プッチ、アンス・ファティが新ユニフォームを身につけ、ピッチを去り、ジョアン・ラポルタ会長からの言葉で幕を閉じた。スピーチは、下記の通り:

「出席者全員に感謝を述べたいと思います。選手、フロント、合唱団の歌手のみなさん、マスコミのみなさん、全員にありがとうございます」

「私たちは、我々のクラブを、この町を、この国を代表することをとても誇りに思います。今から122 年前に、ジョアン・ガンペルが11人の友達とこのクラブを創設しました。その半数がカタルーニャ人で、残りの半分は外国人であり、クラブに町の名前をつけることに決めました。その後、この名前をつけた町をエスクードに表現することを決め、聖ジョルディの十字架とセニャラ（カタルーニャ州旗）がエスクードを象ることになりました。それが今日まで続いているわけです。このユニフォームは、私たちのエスクードを映し出しているのです」

「バルサであること、バルセロナの町、カタルーニャの出身であること、ソリダリティがあり、歓迎する国であることの誇り、私たちは我々の文化に価値を与えるべきでありその重要性を信じていますし、それは、民主的であることに繋がります。それが私値をクラブとして、社会として成長させますが、私たち、クレが、他と異なった感じ方をしたいと望むことが、時に周囲からの騒音を起こし、批評を呼びこむことになります。さらに、民主的所有のモデルとして、あらゆる決定は、ソシオの皆さんの手に委ねられており、それは、最近、私が選挙で勝利を喜びを生み出すことになりました」

「同様日、私たちは、攻撃しながら勝つのが好きで、ボールをコントロールし、コンビネーションプレーを行い、ポゼッションプレーを手に、インスピレーションを走らせ、ボールを失うやいなやプレスをかけるといった、世界中の指針となる独自のスタイルを持っていますし、私たちは、ぬるま湯に浸かることを良しとせず、向上を目指し、私たちにヨハン（クライフ）が教えてくれたスタイルの進化を常に求めています。トップチームに私たちが望むスタイルは、議論の余地はなく、君たち（イベントに出席していたリキとアンスを指して）はまさに、その指針です。なぜなら、育成サッカーからやってきて、それを内部でものにするのは大切なことだからです。また、このスタイルを私たちは、バルサ女子にも、育成チーム全体にも、望んでいます」

「常に私たちは向上できると考えていますし、それは良いことです。なぜなら、それが人として、クラブとして、社会として成長させるからです。批評や騒音を起こすこともありますし、それを私たちは認めます。私は、このユニフォームはとても気に入っていますし、毎年、クレがユニフォームを喜んで身につけられるよう、努力してくれるNike の方々やこれに携わった全ての人たちに感謝したく思います。毎回、私たちがより向上するよう、頑張ってくれているクラブの関係者全員にもありがとう」

「このユニフォームは、エスクードにインスピレーションを受けていますし、また、クラブ以上の存在であること、私たちをそうするもの全てにインスパイアされています。私たちが大切なゲームがある夜に、カンプノウに、ヨハンクライフスタジアムに、パラウ・ブラウグラナにバルサのサポーターがこのユニフォームを身につけて、やってくることを望んでいますし、世界中のファンがこのユニフォームを身につけ、その意味を知り、そこで表現していることの意味を理解してくれることを望みます」