リーガを決めたバルサ-アトレティコ戦６選

今週の土曜日、バルサとアトレティコ はタイトル争いをかけた試合を行うことになる。この状況が起きるのは、史上初ではない。長い歴史において、リーグを賭けたドラマチックな状況は繰り返されてきた。

そこで、歴史を決定づけてきた現在のような状況と類似した過去のデータをここに集めてみた。現況と比較しながら、チェックしてみよう。

1971年4月18日: アトレティコ 1-1バルサ

最終節を前に、優勝の可能性が３チームに残されていた:

1. バレンシア 43
2. FC バルセロナ 42
3. アトレティコ・デ・マドリード 41

バレンシアはアベレージでバルサに勝っていたため、ドローでチャンピオンが決まった。バレンシアは、バルサの宿敵でもあるエスパニョールのホームで戦うことになっていた。一方で、バルサとアトレティコ・デ・マドリードは、勝った場合はチャンピオンになれる可能性のある対戦を行なった。それにアトレティコは、直接対決のアベレージでバレンシアに勝っている状況だった。

バルサとアトレティコは、エスパニョールが1-0でバレンシアに勝ったというニュースが届いた時点で、１−１のドローだった。その瞬間、バルサかアトレティコがゴールを決めれば、そのチームがリーグタイトルを手に入れることができたが、最終的に優勝杯はバレンシアの手に渡ることになり、この年のリーガは、最もドラマチックな終わり方をしたことで記憶に残るものとなった。

1973年4月28日: バルサ 0-0 アトレティコ

後、4節を残して順位表は、下記の通りだった: 

1. アトレティコ・デ・マドリード 42
2. エスパニョール 41
3. FC バルセロナ 40
4. レアル・マドリード 39

バルサとアトレティコは、現在と類似した状況で首位のアトレティコと対戦する形だった。バルサは、勝ち点2点差で3位についていた。また、エスパニョールもクラブ史上初めて、リーグ優勝できる可能性を手にしていた。バルサは、対戦相手より内容が優れていたにもかかわらず、アトレティコを前に 0-0 で終わることになり、最終的にアトレティコが優勝、バルサは2位に終わった。

1991年3月30日: バルサ 1-1 アトレティコ

後10 試合を残して、リーガは二者に託されていた:

1. FC バルセロナ 44
2. アトレティコ・デ・マドリード 40

バルサの勝利は、次点から勝ち点6点差をつけることになった。最初にフリオ・サリーナスが先制点を決めたものの、試合を勝つには至らなかった。最終的にスコアは1-1で終わったが、ヨハン・クライフの率いるチームは、その後、4連勝を続けることになる中の最初のリーグ優勝を制覇したのだった。

2014年5月17日: バルサ 1-1 アトレティコ

6年前、リーガは再び、最終節に決まることになった:

1. アトレティコ・デ・マドリード 89
2. FC バルセロナ 86

タタ・マルティーノの率いていたチームは、カンプノウでリーガ最終節にアトレティコを前に勝つ必要があった。ドローの場合、ゴールアベレージはバルサに不利だった。だが、不幸なことに最初にアレクシス・サンチェスが決めた先制点は、後半、ゴディンのゴールで追いつかれることになり、リーガタイトルは、アトレティコの手に渡った。

2018年3月4日:バルサ 1-0 アトレティコ

まだ12 節が残っていたが、当時、バルサとアトレティコが唯一の優勝候補だった。: 

1. FC バルセロナ 66
2. アトレティコ・デ・マドリード 61

アントワーヌ・グリーズマンの アトレティコ・デ・マドリード は、カンプノウで勝つことでリーグ優勝を決めようとしていた。しかし、レオ・メッシの見事なフリーキックが決まり、勝ち点差は8点に広がった。バルサは、最終的に勝ち点14点差をつけて、たった1試合だけしか、黒星を喫しなかったー最終節より1節前のレバンテ戦（5-4）ーリーガを手に入れたのだった。

2019年4月6日: バルサ 2-0 アトレティコ

残されているのは、8試合のみでその一年後、類似した状況となる:

1. FC バルセロナ 70
2. アトレティコ・デ・マドリード 62

アトレティコがリーガへの望みをかける最後の選択肢だった。だが、その勝利を担う役割を手にしていたディエゴ・コスタが、前半28分にレッドカードで退場に。その状況ながらも、試合は、85分まで 0-0のままだった。そこから、ルイス・スアレスとレオ・メッシがゴールを決める2得点をマークし、バルサは、その試合後、勝ち点11点を離してリーガを決めることになった。