マッチレポート: バレンシア 2-3 バルサ

マッチレポート: バレンシア 2-3 バルサ

メッシ(2)とグリーズマンのゴールが、生き残りを賭けて戦ったバルサに勝ち点3を与えた

バルサは最後までリーガを戦い続ける。それをメスタージャで改めて、証明する形となった。リーガタイトルは、ハーフタイムの時点では、遠かったかのように思われたが、57分から69分までの間に、メッシが決めたダブルゴールとグリーズマンが決めたゴールが、今日、処分により、ベンチ外にいることを余儀なくされたロナルド・クーマンの率いるチームに勝利を与えた。

今週末に勝利を手にしたアトレティコ・デ・マドリードとレアル・マドリードのリズムにバルサも合わせている形だが、次の土曜日にカンプノウで行われるバルサーアトレティコ戦が、決定的な役割を果たすことになるかもしれない・・・。

前半はスコアレスドロー

メスタージャでの試合に、クーマンは、前節のグラナダ戦から、スタメン3人を変え、テア・シュテーゲン、センターバック3人、アラウホ、ピケ、ラングレ、デスト、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ぺドリ、メッシ、グリーズマンのイレブンで臨んだ。

試合が開始するや否や、グリーズマンとフレンキー・デ・ヨングのパスをエリア内で受けたぺドリが最初の絶好のチャンスを手にするも、シュートを沈めることができなかった。そのぺドリが前半23分にエリア内でファウルを受けるも、主審もVARもPKを認めず、試合は続行する展開となった。その後、ラシッチがシュートを放つも、テア・シュテーゲンがセーブ。バレンシアは、前半を通して、ゴールマウスを捉えたのは、この一回のみだった。前半32分には、メッシがFKを放つも、シュートは枠上に飛んだ。40分には、今度はジョルディ・アルバが左から好機を生み出し、再び、ぺドリがチャンスを得るも、シュートは枠を捕らえず、バルサは、前半を通して、数多くのチャンスを手にするも、シレッセンのゴールネットを揺らすことができず、スコアレスドローのまま、ハーフタイムを迎えることになった。

バレンシアの先制

後半は、ホームチームが有利なスタートを切った。後半5分、エリア内でセンタリングを受けたパウリスタが、ヘディングで合わせて、テア・シュテーゲンのゴールにシュートを押し込んだ。

12分間のバルサの反撃

しかし、試合はまだ両者に開かれていた。後半10分、ラトがエリア内でハンドを犯し、PK判定が下された。バルサのキャプテンがキッカーとなったが、そのシュートは、シレッセンに弾かれた。だが、そのクリアボールをセルヒオが奪い返し、ぺドリが再び、シュートを放った。ぺドリのシュートも弾いたシレッセンだったが、そのクリアボールをメッシ自身が押し込み、スコアを1-1とスタート地点に戻した。

バルサの反撃が、そこから始まった。後半17分、ジョルディ・アルバのセンタリングに応え、フレンキー・デ・ヨングが放ったヘディングシュートをシレッセンが防いだが、そのこぼれ球をグリーズマンが押し込み、追加点をマーク。バルサは、5分間で逆転を手にした。更に後半23分、フリーキックチャンスを手にしたメッシが、左足を振り抜き、3点目をマークした。このゴールは、メッシのキャリアにおけるフリーキックで決めた50ゴール目となった。

後半30分、デストとぺドリに変わって、イライシ・モリバとセルジ・ロベルトが入った。試合終了まで15分間が残っていた。その状況で、後半38分、カルロス・ソレルがエリア外からシュートを突き刺し、バレンシアに1点を返した。バルサは、僅差リードを手にしていたが、バレンシアも勝ち点を手にすべく、攻め続け、緊張感が走るシーソーゲームが続いた。アディショナルタイムは、4分間。両チームとも、最後まで諦めることなく、ホイッスルが鳴るまで走り続けたが、スコアは、2-3から動かなかった。バルサは、勝利を手に、バルセロナに帰ることになる。次戦は、土曜日、アトレティコ・デ・マドリードとの対戦だ。

 

Força Barça
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