FC バルセロナのプライス・ウォーターハウス・クーパーズ社による監査報告書における声明

FC バルセロナのプライス・ウォーターハウス・クーパーズ社による監査報告書における声明

FC バルセロナのフロントは、クラブが契約したモニタリングサービスとソーシャルネットワークにおける関係についての監査報告書を分析した。

本日、FCバルセロナのフロントによる理事会が開かれ、2020年2月19日にプライスウォーターハウスクーパーズ(PWC)社に委託した監査報告書の分析を行なった。報告書は、クラブによって契約されたソーシャルネットワークのモニタリングサービスに関するものであり、今朝、提出された。

この報告書による結果、技術ー経済面の提案を含む契約サービスの詳細については、下記から入手できる。

結果に関する要約は、以下の通り:

1)  FC バルセロナがソーシャルネットワークの分析およびモニタリング関連の様々なサービスを契約した中には、直接、第三者に向けて中傷するようないかなるキャンペーンも含まれていなかった。

“(..) 我々は、クラブ幹部のチームのメンバーが、何らかの指示あるいは命令を出し、認識されたプロファイルからのコンテンツの作成、生成に関わった、及び/あるいは、FCバルセロナの選手または、クラブ関係者ーそれが現在であれ過去であれー、及び/あるいは、そういった人々の周辺と関係を持っているといったいかなる証拠も検出することはなかった。”

2) 不正な行動はとられなかった

“(…) 我々は、クラブの幹部チームのいかなるメンバーが、そのコンタクト、サービス、及び/あるいは、分析のプロバイダーに行なった支払いから、財務的に利益を得たという証拠を見つけなることはなかった”

3) プロジェクトを含むサービスの契約価格は、市場価格内だった

“(…) iクラブによって、契約されたNSグループのサービスに関連し、我々が受け取った様々な提案における合意に関して、技術ー経済の提案と定義された幅は、これらのサービスのための年間参照価格と比較でき、それは、850,000 から 1.300,000 ユーロの範囲内であることが見られる”

“(…) 17/18 年に全部で6つの契約書が 年間金額 価値、1.107,550ユーロでサインされており、その後、2年間は、5つの契約がシーズンごとに、総額 947,700ユーロでサインされていた ” 

4) 契約の正式化と更新のコンテキストで、クラブの内部承認プロトコルは遵守されなかったが、このプロジェクト自体は、複数回の機会を通して、クラブの理事会にいくつかの機会に正式に告知されていた。

様々なプロバイダーと行う様々な契約における最初のオーダーの正式化が、契約に適用される内部承認レベルを、単一オーダーのために設定されたものよりも、低いものにした可能性はあった。これらの契約書の正式化と延長のコンテキストの中で、クラブの内部承認ポリシーのいくつかが遵守されなかった。

“我々は、幹部が、これらのサービスの認知していたと下記の形で確認できた:2018年10月5日及び6日、幹部のメンバーがサラグロス・エコレソルト・デ・バジュロマネスホテルで会合が開かれ、2019年6月17日、幹部のメンバーがその日、出席した。”

5) 実際、ビジネスプロバイダーによって行われた仕事は不完全なものであり、オーダーとサービスの契約で合意。

我々が証明することができたのは、いくつかのサービスは、クラブによって使用されなかった、または、提供されなかったことだ (…) 私たちが、依頼された注文のマネージメントから得た証拠によると、適用されたサービスのリーズナブルな年間参照価格とサービスの使用は、範囲内で確立されており、その上限価格は、620,000 ユーロだった”

レポート方法論

PWC 監査報告書は、2つのフェーズに分けられる:

フェーズ I: クリティカル、客観的、かつ独立した調査

  • 補助書類の分析(契約書、請求書、報告書など)
  • クラブによって認識されたプロバイダーとの契約サインに参加したであろうクラブのフロントによって使用されたITリソース(ラップトップ、携帯、ラブレット、USBなど)からのデジタルエビデンスの手順。
  • クラブによって特定されたプロバイダーによる請求された数字と、市場における比較可能なサービスに提供されている数字の包括的な分析。
  • クラブからの財務及び総務文書の分析
  • コーポレイトインテリジェンスの手順。 クラブが特定したプロバイダー及び他の関連プロバイダーの存在の間にある具体的なリンクを特定するために使われる方法論、および他の関連プロバイダーの存在を特定するために使用される方法論。

フェーズ II: 内部結論報告書の作成

  • 実行された分析結果として、最も関連ポイントが高い箇所の特定
  • 特定の任務と実行された分析との関連における結論と熟考
  • クラブマネージメントへの提言及び最終的に特定された不規則性のある事項関連への適切な配慮の提案

監査会社は、同じ報告書内において、あらゆる文書及びこの件に関連するクラブが要求したすべての情報に無制限のアクセスがあったと振り返っている。

理事会の決定

1) この監査報告書で表現された結果により、理事会は、クラブに法務サービスを設置し、続けて、今回のケースで、組織及びとあらゆるメンバー関係者のイメージに深刻なダメージを与えた、虚偽の根拠のない告発を行った者に対して、適切な刑事訴訟を起こす。

2) 何ヶ月もの間、この件で非難と名誉毀損を受けて過ごした後、FCバルセロナは、前述のような行為を、我々の事業体に課したメディアに、根拠がなく、その虚偽が、クラブとフロント陣の要求により、情報に無制限にアクセスできる報告書によって明かされたため、それらの情報の修正を主張するものである。

3) 当時、契約され、ソーシャルネットの監視サービスを任されたプロバイダー企業が、すでに支払われた、まだ終わっていない仕事を終わらせるよう、要求し、もしも、行わない場合は、クラブは、正当な利益を擁護するための適切な法的手段をとるであろうことを警告する。理事会は、クラブ側によるこれらの契約の管理が、十分に注意が払われていなかったと考え、それを正すのに必要な措置をとることとする。

4)理事会は、監査報告書に表現された提案の勧めに合意し、これらの契約処理の時点で発生した機能障害を正すことを目的に、クラブのエグゼクティブディレクター(CEO)に、理事会自体が、ストラテジーと機密性を熟慮するように手順について記すことを委託した。

5) 理事会は、2019年7月から2020年2月までの期間と理解される相当する責任をデバッグするためのクラブのサイバーセキュリティのプロバイダー、DeloitteとNicestreamによって、2019年6月に作成された報告書で確認されたネットでのクラブに対する名誉毀損に関する攻撃の証拠を検察省に送るよう、クラブの法務サービスに指示を出した

6) PWC監査は、2月17日に、Cadena SER(カデナセール)によって掲載されたビクトル・フォント氏に関する報告書は、同氏がFCバルセロナによって依頼されたわけでもなく、分析のプロバイダーによって行われたものでもないと判断した。当時、この文書と関連し、クラブのプレジデンシャルエリアのディレクターが対象とされて強要容疑で、訴えられていた後、FCバルセロナは、司法警察により、調査が進むにつれ、明らかになっていくのに従い、この強要の責任者とされる相手に、民事及び刑事訴訟の措置をとっていくことにする。

Força Barça
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