FCバルセロナ、3000本以上のビデオ、1000時間分のコンテンツを含むストリーミングプラットフォーム ‘BARÇA TV+’ をリリース

FC バルセロナは、本日、新たなストリーミングのプラットフォーム、デジタル Barça TV+ とそのプログラム  CULERS プレミアムメンバーシップ をリリースする。この二つの提案は、グローバルな視聴者の消費習慣に適応し、世界中のファンと繋がるための新たな方法に基づいたクラブの新デジタルストラテジーの枠の中で、実施を始めているデジタルサービス及び商品の新エコシステムにおける軸となる。

バルサ – 現在、デジタル環境においてリーダーであり、3億5千万人を超えるフォロワーと14億回以上のインタラクションを通し、ファンと最大のエンゲージメントを手にしているスポーツ企業 – は、グローバルレベルでフォロワーに更に近づき、よりよく知って貰えるための独自のプラットフォームを介して、仲介なしに直接、ファンに届く目的を叶えるための新たな一歩を踏み出す。その目的は、ファンの必要性や好みに合わせたコンテンツ、経験を提供すると同時に、このビジネルのスタイルを企業の主要経常利益の一つにすることにある。

‘Barça TV+’、バルサの新しいデジタルテレビ

FC バルセロナのオーディオビジュアルコンテンツの新デジタルプラットフォームは、公式サイト及びクラブのアプリを通して、グローバルレベルで入手でき、カタルーニャ語、スペイン語、英語の3ヶ国語対応で、castテクノロジーを通して、パソコン、タブレット、携帯、テレビなど、あらゆるデバイスでの使用が可能となる。そこで、ユーザーは、1000時間以上のコンテンツ、3000本以上のビデオを始めとした 100%バルサ尽くしの内容をオンデマンドで、楽しめる。

プラットフォームのコンテンツの中でも、注目されるのは、オリジナルカテゴリーに仕分けされる独自製作のドキュメンタリーやエクスクルーシブなシリーズだ。トップチームのストライカー、アントワーヌ・グリーズマンが、サプライズのアクティビティで、世界中の友人に挑戦を挑むReady! Antoine Griezmann’s challenges（用意！アントワーヌ・グリーズマンの挑戦）や、 本人のインタビューのみならず、家族や友人の証言などを通して、今まで紹介されることのなかった選手のキャリアについて、より身近な視点で迫るOrigins （原点）などがあるほか、Discover Barcelona （バルセロナ発見）では、バルサファンに町のお気に入りスポットがどこかを視聴者に伝え、What’s Next?（次に来るのは？）では、様々なバルサのレジェンドが、プロサッカーから離れた後の身の振り方についての話をシェアする。

バルサ女子も、独自のシリーズDare to Play（あえてプレー）を通して、選手たちの素顔をみせる。その他、バルサのユニフォームを身につけ、クラブの歴史の一部になった様々な選手が、各自の経験を振り返る The Album （アルバム）、バルサのベストストライカーが主役となる The 9 （9番）などのコンテンツに加え、 Barça TV+ は、忘れられない勝ち点100点を制覇し、リーガタイトルをもたらした監督とチームに捧げる100% ティト などを提供する。

Barça TV+ では、トップチームのサッカーの試合をディレイまたはオンデマンドで配信する一方で、バルサB、バルサ女子、プロスポーツ及び育成カテゴリーのライブ、ディレイ配信を楽しめる。同様に、このプラットフォームを通して、バルサTVチャンネルで、FCバルセロナの歴史的コンテンツをカタルーニャ語、スペイン語のみならず、英語で、世界中にライブ配信し、そのコンテンツの中には、最近5シーズンの全サッカーが含まれているほか、国王杯決勝、ウェンブリー、パリ、ローマ、ロンドン、ベルリンでのチャンピオンズリーグの試合など、バルセロニズムの歴史に刻まれた65試合が視聴できる。更に、バルサファンは、behind the scenes （シーンの裏側）のコンテンツを通して、より幅広く、バルサプレーヤーの様々なプレーアクションやキャリアの映像を集約したハイライトを楽しむことができる。

‘CULERS プレミアムメンバーシップ’、 バルサデジタルエコシステムへの優先アクセス

バルサの ストリーミング新プラットフォームの立ち上げは、CULERS メンバーシップのポイントプログラムのプレミアムバージョンの立ち上げと密接に繋がっている。 これは、バルサを追うサポーター集団を団結し、企業への帰属感、その感情的なつながりを強化し、更に、FCバルセロナのあらゆるデジタルコンテンツに優先的なアクセスを提供するものとなる。

このように CULERS プレミアムメンバーシップ は、バルサによって立ち上げられたあらゆるサービスやデジタル商品へのアクセスを提供する。つまり、プログラムに登録した全員が、カスタム使用のメンバーカードを受け取れるほか、Barça TV+（バルサTV+）の全コンテンツへのアクセス、カンプノウバルサストアのオンラインショップのディスカウント、チケットのディスカウントやクラブパートナーによる他にはないプロモーションやゲーム、毎週、行われる抽選への参加など、様々なエコシステムプロダクトやデジタルサービスのメリットを受けることができる。

このプレミアム モダリティにより、クラブは、最近立ち上げたCULERS メンバーシップ ポイントプログラムという新たな次元に向かうことになる。これは、クラブ関連のゲームやコンクールに以前のプログラム、 Barça Fans（バルサファンズ） からの進化であり、旧プログラムのメンバーには、クラブ関連のゲームやコンクール参加の可能性が提供される他、登録することで特定のコンテンツへのアクセスが可能になり、Muro Culer（バルサウォール）への書き込みもできる。

サブスクリプションモダリティ:  登録または有料

Barça TV+ は、無料登録での提供と1ヶ月4,49 ユーロの有料スクリプションがある。無料登録の場合、ファンは、プラットフォームにおいて限定された特定のコンテンツへのアクセスが可能となる。有料の場合、culers は、無制限のアクセスを得られる。

 また、この新プログラムCULERS プレミアムメンバーシップ は、年間34,99ユーロのサブスクリプションも用意されており、その場合は、バルサの全サービス、デジタル商品への 優先アクセスが可能になり、無制限でOTTコンテンツが楽しめる形となっている。

バルサのソシオにためには、CULERS メンバーシッププログラムのプレミアム があり、 Barça TV+ の全コンテンツアクセスが無料になる。また、ペニャ会員の場合は、スクリプションが50％オフとなる。

エンターテーメントのグローバルブランドに向けての進化

これらの立ち上げとともに、FCバルセロナは、今年の2月3日に行われたバルサデジタルビジョンにて発表されたあらかじめ設定されていた新デジタルストラテジー–ポジショニング、ストラテジー、デジタルプロジェクト-のラインの実施を進めることになる。立ち上げの一部でもある一つのストラテジー– 5月中旬- のカンプノウバルサストアのeコマースは、クラブの資金調達モデルの進化へと繋がるものであり、デジタルビジネスとともに今後5年間の経常利益の主軸にとってかわり、ピッチ内外での指針となり続けることだろう。他のスポーツ企業と異なるのは、FCバルセロナの全体の売り上げが、スポーツ産業からのものである点にある。そのため、日々、競争力を増す環境にありながら、トップであり続けるために、バルサは、エンターテイメントのグローバルブランドへの進化を求めていく。そのために、創り出されるのが、スポーツ周りのプレミアムコンテンツであり、これらは、フィクション、ノンフィクションを問わず、―とりわけ、新ジェネレーションのー新しい消費形態に向けて、スポーツ企業のみならず、大企業、コンテンツのプラットフォーム、ビデオゲームのようなその他のフォーマットなど、注目度が競われる新たな環境に適応していくことになる。

この新たなデジタル戦略の開発を可能にするために、バルサには、二つの主要手段がある。一つは、クラブのオーディオビジュアルコンテンツのクリエーション、製作、商品化を一元としたBarça Studiosであり、FCバルセロナが扱う様々なデジタル商品（最近、発表されたマシアにインスピレーションを得たフィクションドラマやTalent Explorers（才能探訪者）のアニメーション）を育てていく。もう一つは、FRM (ファンリレーションシップマネージメント)プロジェクトであり、バルサが作り上げた独自のプラットフォームを通して、データのピックアップを行ない、好みを特定し、その時々で最も興味を惹くものを常に提供できるようになる。

FC バルセロナのコマーシャルエリア副会長、オリオル・トマスコメント

 「FCバルセロナは、フィールドの内外で指針であり続け、所得創出においてスポーツ企業のトップであり続けたいと望んでいます。その意味で、このデジタル商品における新たなエコシステムのクリエーションは、我々に新たなビジネスの道を開き、ここから先の数年以内にクラブの経常収益の一つになり、日々、 洗練されていく環境において、競争力を保ち続け、成長し続けていく助けとなることを願っています」

「また、 Barça TV + や CULERS プレミアムメンバーシップ プログラムは、世界中のファンをクラブに近づけ、バルサブランドのグローバル展開強化を助けることになります」

FCバルセロナのデジタルエリア幹部責任者　ディダック・リーコメント

 「バルサ TV+ は、鍵となるパーツであり、クラブの新デジタル戦略において王冠につける宝石のごとく価値のあるものです。世界中のファンに届ける最高の方法であることに疑いの余地はありません。オンデマンドで利用可能なほかとは違うエクスクルシーブなコンテンツをいつでも、どこでも、ファンに届けられ、バルサを消費する新たな形態を提供する唯一の商品なのです」

「また、 CULERS プレミアムメンバーシップ プログラムは、バルサファミリーのファンの帰属感を深めてくれることでしょう。よって、この二つの商品は、私たちのファンをクラブとその価値観に近づけ、新たな顧客とつながり、FCバルセロナブランドをグローバルレベルで補強することになるのです」