歴史的な6冠達成から10年
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国王杯、リーガ、チャンピオンズリーグ、スペインスーパーカップ、UEFAスーパーカップ、そしてクラブW杯ー。アブダビでの世界タイトルは10年前の12月19日に勝ち取ったものだった。言い方を変えればバルサが1年で獲得可能な6タイトルを勝ち取ってから10年が経過したということで、これは他のどのチームも成し遂げていないものとなっている。
11年後となる新たな国王杯優勝
2009年最初のタイトルは国王杯だった。バルサはベニドルム、アトレティコ・マドリード、エスパニョール、マジョルカを下し決勝進出。カップ戦優勝を賭けたアスレティック・クラブとの一戦ではガイスカ・トケーロに先制点を許したが、前半にヤヤ・トゥーレ、後半にはメッシ、ボージャン、シャビがゴールを挙げて逆転勝利を飾った。こうしてバルサは1998年以来となる同タイトルを獲得。クラブ通算25回目の戴冠だった。
19回目のリーガ
グアルディオラ監督のトップチーム就任初年は立ち上がりこそ悪かった(ヌマンシア戦1–0敗戦、ラシン・サンタンデール戦1−1引き分け)が、以降チームは21試合連続で負けなし。ロス・アスルグラナスは9節から首位に立つと、以降はその座を譲らなかった。サンティアゴ・ベルナベウでの2–6のスペクタクルな勝利はリーガタイトルを決定的なものとし、数日後の数字的な決定を待つばかりとした。こうしてバルサは3シーズンぶり通算19回目のリーガ優勝を決めた。さらにビクトル・バルデスは自身2回目のリーガ最少失点GK、サモラ賞を獲得した。
ローマで改めて欧州王者に
チャンピオンズリーグはクラブ史上初となる年間3冠の最後を飾るものになった。1992年のウェンブリー、2006年のパリに続き、ローマでのマンチェスター・ユナイテッド戦でエトーとメッシのゴールにより2-0で勝利、改めて欧州チャンピオンになった。しかし道のりは決して簡単ではなかった。グアルディオラ監督のチームはグループリーグでスポルティングCP、シャフタール・ドネツク、バーゼルと同組となり勝ち点13で首位突破。オリンピック・リヨンとのベスト16では2試合合計5−2で、バイエルン・ミュンヘンとの準々決勝では5−1で勝ち進んだ。チェルシーとの準決勝ではスタンフォード・ブリッジでの最終盤にアンドレス・イニエスタのゴールにより1−1とし、アウェーゴールにより勝ち抜けを果たした。ローマのオリンピコで行われた決勝ではアレックス・ファーガソン率いるレッド・デビルズを下し改めてチャンピオンズリーグの覇者となった。
新シーズンに新タイトル、スペインスーパーカップ
2009/10シーズンはこれ以上ない形での滑り出しとなる。8月にFCバルセロナはアスレティック・クラブを下しスペインスーパーカップを獲得。第1戦はデ・マルコスにゴール許したが、シャビとペドロの得点で逆転勝ち。カンプ・ノウでの第2戦はメッシのドブレテとボージャンの得点で新シーズン最初、年間4タイトル目を手にした。
延長戦の末、ペドロがUEFAスーパーカップをもたらす
スペインスーパーカップから5日後、バルサは再び王座に就く。UEFAスーパーカップで対戦したのは前年UEFAカップを制していたシャフタール・ドネツクだった。ルイ2世スタジアムでの試合でロス・アスルグラナスは115分まで得点を待たなければならなかった。80分から途中出場したペドロ・ロドリゲスがゴールを決め、これが年間5タイトル目でクラブ史上3回目の同タイトル獲得となった。
最初のクラブW杯、そして初の年間6冠!
欧州大陸の制覇の後、世界王者となる瞬間がやって来る。グアルディオラ監督のチームはメキシコのアトランテを下して決勝進出。ロハスの先制点の後、ブスケッツ、メッシ、ペドロがゴールしての逆転勝利だった。エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタとの決勝でも逆転劇を展開。決勝で仕事をする選手、ペドロが残り2分で1−1とするゴールを決めた。こうしてカナリア諸島出身の選手は6大会すべてで得点を記録した選手になった。最後を締めくくったのはメッシ。110分にバルサのエンブレムが付いている胸でボールを押し込み6タイトル目をもたらした。この年は全てのクレにとって記憶に残るものとして語り継がれることになる。
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