アルトゥーロ・ビダル、3度目の制覇を目指して

2015年にコパ・アメリカの優勝カップをもちあげ、同様に2016年のコパ・アメリカ百周年でも、優勝したアルトゥーロ・ビダルは、グループステージで勝利をあげて、首位にたつことを目標に、日本代表を前にして、2019年の挑戦に望む。

初戦の日本代表を前に勝利をあげれば、それは、ベスト8への大きな弾みとなる。ビダルのいるチリのグループは、エクアドル、日本、ウルグアイから、成っている。すでにルイス・スアレスのウルグアイ代表が、エクアドルを前に3-0で勝利をあげているため、進出を目指すために勝利は、非常に大きな意味を持つことになる。

二冠の防御

チリとコパ・アメリカとの歴史は、4年前に遡る。チリは、2015 年開催国として参加したものの、優勝候補ではなかった。なぜなら、この大会を過去に制覇したことがなかったからだ。だが、好調な滑り出しをみせ、終わりは更に良いものとなった。

ホルヘ・サンパオリの手で、ラ・ロハは、エクアドルに勝ち (2-0)、メキシコと引き分け (3-3)、ボリビアに勝ち  (5-0)、Aグループの首位となった。グループリーグで、アルトゥーロ・ビダルは、鍵となり、大会の開幕戦でゴールを決め、メキシコを前にドローに終わった試合で、2得点をマークした。

進出を果たしたチリは、ウルグアイ (1-0) とペルー  (2-1)を制し、決勝までたどり着いた。ビダルは、ゴールを決めなかったが、サンパオリのチームにとって、重要な役割を果たした。また、メッシのアルゼンチン代表と戦った決勝では、スタメンとなった。決勝は、  0-0で終わったあと、PK戦で決着をつけることになり、ビダルは、自分の番のゴールを決め、そして、チリは、史上初のチャンピオンとなった。それもホームで手にした優勝は、金色の文字で歴史に刻まれ、更によく年、百周年を祝う大会で、再び、優勝し、さらなる成功を収めたのだった。

アメリカ合衆国で、チリー代表監督はピツィー代表は、アルゼンチンに負けるも（2-1）。パナマ (4-2) とボリビア (2-1)をビダルのダブルゴールで制して、二位通過を手にした。 決勝への道は、メキシコを前に 0-7 、コロンビアを 0-2でやぶり、堂々と進出を果たした。

決勝は、再び、メッシのアルゼンチンとの対戦となり、再び、前年と同じ結果になった。0-0、そして、PK戦、ビダルがスタメンでプレーしたチリの勝利、歴史上2度目の優勝杯がチリにもたらされた。果たして、今回は、どうなるだろうか？3度目はあるのか？まずは、日本代表との対戦だ。