勝者のメンタリティでドロー (4-4)
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チャンピオンを狙うものではの勝者のメンタリティが精彩を放った。FCバルセロナは、89分に4-2で負けていた試合で、最後まで粘り、メッシのフリーキックからのゴールとスアレスのエリア外からのゴールで、最終的にスコアを4-4に変えて、勝ち点1を手にすることになった。
イレギュラーなスタメンとその活躍
リーガ30節、ビジャレアルとのアウェー戦で、バルベルデは、メッシ、ピケ、ラキティッチ等をベンチに置き、コウチーニョ、マウコム、ビダルなどをスタメンに据えた通常と異なるバリエーションで、臨んだ。
テア・シュテーゲンとマウコムの活躍
勝ち点を必要としているビジャレアルは、試合のスタートから、バルサのゴールを積極的に狙ってきた。前半3分には、テア・シュテーゲンのセービングが冴え、バルサを救った。この日、スタメン起用されたマウコムとコウチーニョが攻撃を担った。前半12分にマウコムのアシストから、コウチーニョが先制点をマークした。また、マウコムは、アシストのみならず、前半16分には自ら得点をマーク。スコアを0-2へ伸ばした。
ビジャレアルの反撃
降格を賭けて戦っているビジャレアルは、バルサに先制されても、攻撃の手を緩めなかった。前半23分、チュクウェゼがビジャレアルに1点を返した。前半終了間際にスアレスが放ったシュートで、試合は3-1になる寸前だったが、アセンホのクリアで、前半を2-1で折り返すことになった。
後半が始まり、その5分後に、エカンビが同点ゴールをマーク。後半15分にコウチーニョに変わって、メッシが入ったが、その直後の後半17分、イボラがゴールを決めて、スコアを3-2に変えた。
後半23分には、再び、チュクウェゼのシュートが枠を捉えたが、テア・シュテーゲンがクリア。後半28分には、バルベルデ監督は、ブスケッツとアルトゥールに変えて、アレニャとラキティッチを投入し、状況の打破を狙ったが、ゴールネットを揺らしたのは、再び、ビジャレアルだった。後半35分にバッカが4点目をマークし、10年間、無敗だったセラミカスタジアムで、バルサは4-2とリードされる結果となった。
勝者のメンタリティ
試合の結果は、もう、変わらないかのように思われた。だが、リーガの優勝を狙うバルサは、この日も最後まで諦めることはなかった。89分に、フリーキックチャンスを得たメッシは、アセンホの手が届かない唯一の場所へゴールを突き刺し、試合を4-3まで追い込んだ。今季、ゴールネットを揺らした6回目のフリーキックからのゴールだった。主審が加えたアディショナルタイムは、3分間だった。その3分間が終わる最後の瞬間、ボールがスアレスの足元に止まった。エリア外でボールを受けたスアレスは、左足を強く振り切った。そのポテンシャル溢れるシュートは、アセンホが守るゴールに突き刺さった。このスアレスの決めたゴールは、試合の同点弾になると共に、リーガ史上、ウルグアイ人選手として、最多ゴールを決めていたディエゴ・フォルランの記録(128)を抜く結果となった(129)。
この勝利の味がするドローを手に、バルサは週末、アトレティコを前に、リーグ優勝に向かってまた、一つ、歩みを進めて行く。リーグ優勝まで、残された試合は、後8試合だ。
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