フィナンシャル・タイムズがバルサの先進的な挑戦に注目
- Viber(バイバー)
- WhatsApp(ワッツアップ)
- メッセンジャー
- リンクをコピー
FCバルセロナが世界で最も権威あるメディアの一つ、フィナンシャル・タイムズで主役になった。ジャーナリストで作家でもあるサイモン・クーパー氏が書き1日に発表された記事でのことで、クラブのスポーツ界での先駆的な取り組みを特集している。ここで筆者はバルサ・イノベーション・ハブ、クラブ財団の戦術的なプロジェクトを列記しながら、サッカーの将来を見据えたビジョンのもと、クラブのリーダーシップを賞賛している。
記事はまず2017年からスタートしたバルサ・イノベーション・ハブについて説明されており、フィナンシャル・タイムズは「サッカーの未来の発明に貢献する」道具だと表現、「テンサイ(甜菜)ジュースからバーチャルリアリティに至るまで」サッカーに関わる全てについて研究されているとしている。
ジョセップ・マリア・バルトメウ会長はフィナンシャル・タイムズの中で、BIHUBはバルサの中で一番重要なプロジェクトだと説明、「将来スポーツ選手たちは現在よりかなり良い形でやりだろう」と付け加えている。さらに同紙ではバルサは研究結果を共有するというバルサの傾向に触れ、その他の多くのクラブとは違いプロジェクトに関わる専門家に自由を与えている点を評価している。バルトメウ会長によると「我々の下には様々な競技から8−30歳までで2500人のスポーツ選手の男女がおり、これは世界最高の研究機関になる」としている。
この先進的なプロジェクトの狙いは、すべてのスポーツ界に新たな製品を広めることで、クラブ理事でBIHUBの責任者を務めるマルタ・プラナはバルセロナを「スポーツ界のシリコンバレー」にすると発言している。
記事はトップチームの監督、エルネスト・バルベルデの発言も扱っている。指揮官はデータ分析が今まで以上にサッカーにとって重要で大きな意味を持っている現状で、バルサがどのように準備しているかを語っている。例えば一人の選手について得られるデータはその心理的部分など一人の選手の構成要素のすべてを説明することにはならないと理解している。
フィナンシャル・タイムズの記事の中で他に戦術的なプロジェクトとして語られているのがエスパイ・バルサで、装いを新たにするカンプ・ノウを「扉のない大きなスペース」と定義。5G(第5世代通信)が完備されるなど、初めてスタジアムに来場するファンがより個人の希望に応じた経験を手助けするため、FCバルセロナが新テクノロジーを利用できるようになる。
最後に記事はFCバルセロナの取り組みを「社会的影響」だと分析。それは単にバルサのBIHUBやエスパイ・バルサを通したものだけではなく、クラブ財団を通じたものもあるとしている。ここには、入院児童のジョイスちゃんとジブリルくんが、自分たちの病室からオリンピック・リヨンのスタジアム入りするトップチーム選手たちの様子を見守るという夢を手助けしたロボット・ポルの存在についても説明されている。
- Viber(バイバー)
- WhatsApp(ワッツアップ)
- メッセンジャー
- リンクをコピー