君臨は続く。FCバルセロナは、チャンピオンズリーグ決勝でオリンピーク・リヨンを下した(2-0) 。エネルギッシュな試合が続いたが、ジョナタン・ヒラルデスの率いるチームがゲームの勝者となった。アイタナのゴールが先制点となり、アディショナルタイムに入ったアレクシアがチャンピオンズリーグ2連覇にふさわしい追加点をマークした。
試合は、誰もが期待していた通りの展開となった。両者最大の互角の試合の展開となった。両チームともそれぞれのプレーを意図し、ピッチ上でもそれが明らかだった。バルサがコンビネーションプレーに賭ける一方で、リヨンは高い位置でのプレスと右からの攻撃を中心に試合を展開した。
グラハム、バルサの攻撃の光
バルサは、右サイドの攻撃を中心に行った。カロリン・グラハム・ハンセンのシューズが再び、マジックを放ち、前線まで進むその勢いを誰も止めることはできなかった。グラハムとアイタナ、サルマのコネクションがゴールの起点となり続けた。そのポゼッションがジョナタン・ヒラルデスのチームの攻撃に光をもたらし、対戦相手のゴールマウスを何度となく襲い続けた。
とはいえ、オリンピーク・リヨンは、その攻撃の組み立てのスピードで勝負をかけてきた。バルサが試合を支配していたものの、カタ・コールの守ゴールマウスのポストにシュートが弾けた。
アイタナの先制点
前半は、ハンセンのクロスシュートやマリオナのシュートが炸裂したものの、スコアレスでハーフタイムを迎え、先制点は後半まで待たなければならなかった。
後半の最初の数分間は、両者の激しい衝突が続いたが、アイタナがそのバランスを崩すべく、現れた。パトリとマリオナが生み出した素晴らしいプレーが、左サイドからスペースを見つけ出したアイタナにわたり、完璧なシュートをフランスのゴールマウスに突き刺した(後半17分 1-0)。
このゴールにより、リヨンはよりスペースをバルサに与え、バルサは追加点を目指し、さらに攻めた。グラハムのサイドの攻撃でサルマに向けてパスが放たれ、追加点が決まる寸前だったが、結局、ゴールネットを揺らすことはできなかった(後半30分)。
アレクシアの決定点
ソニア・ボンパストールのチームもあきらめることなく、スコアを同点にすべく攻め続けた。実際ディアニャのシュートがバルサのゴールをかすった(後半32分)。最後のホイッスルが鳴る時間が近づいていた。
だが、多くのスペースを手に、バルサは無敵だった。アディショナルタイムに入ったアレクシア・プテージャが、追加点を決め、それが試合を決定的にした。ピナが送ったアシストに応え、それを受けてアレクシアが送ったクロスシュートがリヨンのゴールに突き刺さった(アディショナルタイム5分)。それ以上、スコアは動くことはなく、最後のホイッスルがなった。欧州チャンピオンはバルサのものだ!