イライシ・モリバに注目

イライシ・モリバの名前は、繰り返し、登場している。27番を背にフィジカルと才能に恵まれたバルサBのミッドフィルダーは、これまでトップチームで続けて11回、出場し続けている。その全試合がベンチ出場であり、ロナルド・クーマンが助っ人として考えているのは確かだが、 同時にバルサにとって、有利な状況を与えてくれるメリットがあるのも確かだ。マシア出身選手の長所は、枚挙にいとまがない。

この 11 試合に連続出場している試合の記録は、ラモン・サンチェス・ピチュアンでの2月27日にスタートした。イライシ・モリバは、70分にピッチに立ち、その時、バルサは、0-1でリードしていた。トップチームで18歳の選手が参戦するのは、この時が3回目だったが、この日、彼は驚くほどに精彩を放った。その野心、性格の強さ、献身、アシスト。それがバルサの27番への貢献につながり、この常に難しいスタジアムでの勝利をもたらしたのだった。 

FCバルセロナで、イライシ・モリバが連続出場している11 試合のデータは下記の通り: 

1. セビージャ 0 - バルサ 2 途中出場70分、スコアボードは 0-1、その後、  0-2となるアシスト
2. バルサ 3 - セビージャ 0 途中出場78分、スコアボードは1-0、その後、チームが国王杯優勝を持ち上げるまでを助ける
3. オサスナ 0 - バルサ 2 途中出場 67分、スコアボードは 0-1、その後、0-2で手堅い勝利を与えた
4. PSG 1 - バルサ 1. 途中出場 79分も、同点を変えることはできなかった
5. バルサ 4 – ウエスカ 1.  途中出場 69分、バルサは 3-1でリードしていた
6. レアル・ソシエダ 1 - バルサ 6.  途中出場 67分、その後、0-5のアシスト
7. バルサ 1 – バジャドリード 0.  途中出場 76分、、スコアボードはスコアレスドローだった
8. レアル・マドリード 2 - バルサ 1.  途中出場 72 分、シュートがポストに弾け、もし、入っていたら同点になっていた
9. アスレティック・クラブ0 - バルサ 4.  途中出場 81分、スコアボードは0-4、初タイトルを制覇
10. バルサ 5 – ヘタフェ 2. ハーフタイムから途中出場、スコアボードは3-1だった
11. ビジャレアル 1 - バルサ 2.  途中出場 63分、スコアボードは 1-2だった

ゴールデビューから初タイトル

パンプローナで、ギニアの血を引く選手は、バルサでの初得点を決めた。そのゴールと共に、バルサは、エル・サダルから勝利を手に出ることになった。ぺドリとメッシ、イライシ・モリバのコンビネーションから、強烈な左足からのシュートが繰り出され、ゴールネットに突き刺さった。

オサスナ戦後、「僕はとても幸せだ」と喜びにあふれて語ったマシア育ちの選手だが、クーマンが与えてくれたチャンスを有効利用したが、その後、まだ、トップチームの選手として初タイトルを手に入れる前だった。2020/21年、国王杯をトップチームの選手として初制覇することになる。バルサ に2010年に移籍してから、ベンジャミンA、アレビン C、アレビンA、インファンティル B、インファンティルA、 カデテB、カデテA でチャンピオンになっただけでなく、2015国際リーガプロメサスインテルナシオナルの勝利でもその決定力をみせた。 

11 年前からラ・マシアで過ごしているこの選手は、常にその強い個性と勝者のエネルギーを証明してきた。現在、足跡を残すこの選手は、間違いなく将来の選手であり、このリーガの終盤で、ロナルド・クーマンの指揮下、出場時間を増していくことだろう。