FC バルセロナ – レアルマドリード: クラシコでも負け知らず (2-2)
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既に今季リーガを制覇したFCバルセロナは、リーガ36節に当たるレアルマドリードをホームのカンプノウで、ドロー(2-2)に抑え、連続無敗記録を守りきった。
イニエスタ、スタメン、数的不利な状況
この試合は、アンドレス・イニエスタにとって、バルサのユニフォームを着て戦う最後のクラシコになるため、注目を浴びていたが、そのイニエスタは、最後のクラシコとなる試合で、キャプテン章をつけて、スタメンとしてピッチに立った。
前半9分、ルイス・スアレスが早々にバルサに先制点をもたらした。だが、リーガの順位表では、大きく勝ち点差をつけているとはいえ、そこは宿敵レアルマドリード、前半14分には、ベンゼマのシュートをロナウドが押し込み、同点に持ち込んだ。両者互角の戦いが続き、前半26分には、再び、ロナウドがバルサのゴールを狙ったが、冴えたテア・シュテーゲンのセービングが失点から守った。
激しい競り合いが続く中、前半が2分間延長されたその間に悲劇は、起きた。セルジ・ロベルトがレッドカードを受け、退場することになった。バルサは、残りの45分間を数的不利な状況で、戦うことを余儀なくされた。
ハーフタイムの後、バルベルデ監督は、コウチーニョに変えてセメドを投入、一方のレアルマドリードは、同点弾を決めたロナウドを変えて、アセンシオを送った。そのアセンシオが、ピッチに立ってすぐにチャンスを手にしたものの、テア・シュテーゲンが再び、セーブした。
後半7分に、ルイス・スアレスが放ったアシストをクラシコでの最多得点を持つレオ・メッシが決め、バルサに追加点をもたらした。更にルイス・スアレスがその後、得点したものの、そのゴールはオフサイド判定を受け、取り消されることとなった。後半12分、バルベルデ監督は、キャプテン、アンドレス・イニエスタに変えて、パウリーニョをピッチに送った。イニエスタは、キャプテン章をメッシに渡し、二人は抱擁を交わし、イニエスタはキャリアにおいて、38回目、リーガでは26回目、そして最後となるクラシコを終えた。
後半25分、メッシが再び、シュートチャンスを手にしたものの、ケイロル・ナバスの手でセーブされた。バルサは、数的不利な状況に耐えていたが、後半27分、エリア外からベイルが放ったシュートで、再び、追いつかれることになった。
後半36分には、再び、メッシがラキティッチと共にケイロル・ナバスの守るゴールを攻めた。バルサの10番は、自らボールを奪い返し、チャンスを作り出し、シュートを放つまで、一人で数役をこなしてみせたものの、最後までボールはゴールに入りたがらなかった。アディショナルタイム4分が追加され、バルベルデ監督は、最後にルイス・スアレスに変えて、パコ・アルカセルを投入。バルサは、試合のホイッスルが吹かれるまで、対戦相手のゴールを攻め続けたが、スコアは、2-2から変わらなかった。
試合後、今季、最高の入りとなったサポーターと共に、選手は、ピッチ上で二冠を祝い、宿敵を前に、目標だった連続無敗記録を維持してクラシコを終えることになった。
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