史上最もゴール力のあるバルサへ

ハンジ・フリックのバルサは、スペクタクルなシーズンを送っている。プレー、結果、そして、ゴール数においてもだ。平均的にゴールを決めているレバンドフスキも、完璧なら、ハフィーニャの爆発的なゴール力、フェランのスピーディなゴール、ラミン・ヤマルの天才的な芸術的ゴールなど、バルサはバラエティ溢れるゴールを祝うことに飽きることがない。

最高記録は 2011/12年

正確には43試合で 132 ゴールを今のところ決めている。もし、チャンピオンズリーグや国王杯でも、この数字をキープしていけば、 2011/12年のバルサの記録を破ることになるかもしれない。 そのシーズンは、バルサ史上最多ゴールを決めており、その数は64試合で190ゴールだった。少なくとも、バルサ史上のトップ５になることは間違いない。

難しいが不可能ではない

 2011/12年のシーズン記録は、結果的に試合ごとに2,97ゴールを決めた計算となるが、現在のバルサの平均は試合ごとに  3,06得点をマークしている。とはいえ、記録を破るのは難しい。なぜなら、今季、同じ試合数 (64)に追いつくことは不可能だからだ。 最多の試合数の可能性は、国王杯、チャンピオンズリーグ共に決勝まで戦った場合だが、その場合でも試合数は 61であり、記録を破るには、今の平均得点数よりも、シーズンの終わりに向けて、更に平均ゴール数を伸ばす必要がある。

しかし、そうはいっても、この記録を破るか破らないかは、一つのエピソードにすぎない。世界中の誰もが望んでいるのは、とりわけ、フリックが率いるチームが望んでいるのは、シーズンの終わりをタイトルで飾ることだ。すでにスペインスーパー杯は制覇し、現在、リーガで首位、国王杯とチャンピオンズリーグで生き残っている。チームにこれだけのゴール力が、物事は少し容易になる。