FC バルセロナ - アトレティコ・デ・マドリード: 2024年最後の贈り物

FC バルセロナ - アトレティコ・デ・マドリード: 2024年最後の贈り物

今年最後となる試合で現在絶好調のアトレティコを迎えるハンジ・フリックの率いるチームは勝利の感触を取り戻し、有終の美を目指して試合に臨む

バルサの手に勝利を奪回しなければならない。2024年のラストマッチで、バルサはアトレティコ・デ・マドリードを迎えるが、その目標は当然、勝って今年を締めくくり、スイートクリスマスを迎えることだ。リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムを舞台に、絶好調でやってくる対戦相手は、順位表でFCバルセロナの座を奪い取る可能性を手にしている。

様々な流れ

11月と12月はFCバルセロナにとってリーガでは複雑な2ヶ月間となった。その間にあった7試合で、ハンジ・フリックの率いるチームは、たった2試合しか勝つことができず、3敗を喫したのだ。その結果、バルサの現在の目標は勝利を取り返すことにある。なぜなら首位のバルサを追っている二チーム、アトレティコ・デ・マドリードとレアル・マドリードはバルサのミスを生かし、すでに勝ち点差を詰めているからだ。

そしてそのアトレティコが今回、リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで迎え、一年の終わりを締めくくる最後の対戦相手になる。アトレティコは勝ち点38でバルサと並んでいるが、試合数が1試合少なく、つまり、チョロ・シメオネの率いるチームは、モンジュイックで勝ち点をあげれば、2024年を首位で終える可能性を手にしているのだ。それを目指し、十分集中してやってくる。それも最近のリーグ戦では6連勝中だ。最後に負けたのは、ベニト・ビジャマリンで試合を行った10月27日のことだ。リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグを合わせると、11連勝中であり、これはスペインのみならず、ヨーロッパでの今季最長連勝記録だ。

レバンドフスキ vs セルロート 

また、アトレティコ・デ・マドリードは多くの攻撃手段を手にしている。グリーズマン、フリアン・アルバレス、あるいはセルロートとった危険なアタッカーを多く手にしており、さらにマルコス・ジョレンテ、ロドリーゴ・デ・パウル、元バルサの選手、クレメン・ラングレなどの選手も揃っている。

中でもアレクサンダー・セルロートの存在が際立っている。なぜなら、ノルウェー人アタッカーは、ロベルト・レバンドフスキと並び、2024年の得点王争いをしているからだ。バルサのアタッカーは27ゴールを決めており、セルロートは24ゴール-ビジャレアルとアトレティコ・デ・マドリードの両方を合わせて-を決めている。ゴール争いは必須だ。

 2024年に関してのゴール数はともかく、今季2024/25年の得点争いでいえば、現在、リーガ17節までで16得点を決めているレバンドフスキが圧倒している。アトレティコのストライカーは、17試合で今季7ゴールをマークしているが、殆どがベンチスタートだ。

対戦データはバルサ寄り

インスピレーション溢れるハフィーニャやレバンドフスキがバルサに勝利を導く理由の一つになるのなら、過去のデータも同様だ。過去の対戦結果は明白だ。バルサが最近リーガでの5試合で勝利をあげているだけではない。アトレティコ・デ・マドリードは、リーガのアウェーでバルサと対戦した最近18試合で1勝もあげていない。その内訳は5分13敗だ。

土曜日21時からボールがピッチを転がり出せば、こういった過去のデータも数字も全ては葬り去られる。ハンジ・フリックのチームは、クリスマス休暇に入る前に最後の贈り物をサポーターの前に送ることを目標として、有終の美を飾れるよう、今年最後の試合に臨む。

Força Barça
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