バルサ - バイエルン:鬼門の交代(4-1)
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鬼門を破り、歴史を塗り替える時が来た。チャンピオンズリーグ、リーグフェーズ3節、リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで行われたFCバルセロナーバイエルン・ミュンヘン戦は、ハフィーニャのハットトリックとレバンドフスキが決めたゴールで、4-1でバルサが勝利を収める結果に終わった。
チャンピオンズリーグ決勝の顔合わせになってもおかしくない、このタイタン同士の試合に、ハンジ・フリックは、イニャキ・ペニャ、クンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ、カサド、ペドリ、ハフィーニャ、フェルミン、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。負傷から戻ってきて以来、フェルミンが初めて先発で出場した。
ハフィーニャの先制点
試合は、これ以上はないというスタートを切ることになった。前半1分、レバンドフスキが周囲を引きつける一方で、ほぼ視線もよこさず、フェルミンが送ったパスに応えて、ハフィーニャが先制点をマーク。フェルミンは久々のスタメンで早速、アシストを決め、この日、バルサで100試合目を迎えたハフィーニャは、キャプテン腕章を巻き、チームに先制点を決め、最高の形でこの記念すべき日を祝った。
とはいえ、バイエルンは、当然、容易な相手ではない。前半8分には、ケインのゴールチャンスをイニャキ・ペニャが防いだ。その後、前半10分にハリー・ケインがシュートを突き刺し、スコアが同点になったかと思われたが、VARによりオフサイドと判定された。
バイエルンの同点弾
ハリー・ケインの取り消されたゴールが、警告だったことは明らかだった。前半18分、ハリー・ケインが今回は外さず、同点弾をマークし、スコアを振り出しに戻した。
バルサの反撃
しかし、ハンジ・フリックのバルサは、今までとは違う。フリック監督にとっては古巣だが、バルサにとっては鬼門のバイエルンを破る時だ。前半36分、再び、ノイアーのゴールネットが揺れた。再び、フェルミンのアシストだ。キミッヒのマークを外したフェルミンから、今回、そのアシストパスを受けたのは、今季、絶好調のレバンドフスキだった。レバンドフスキは、今季、13試合で15得点目となるゴールを、2-1にスコアを伸ばした。
更に後半45分、キャプテンのハフィーニャがエリア内でボールを受けると、右足を振り抜き、この日、二度目のゴールをマーク。バルサはスコアを3-1に変えて、ハーフタイムを迎えた。
ハフィーニャのハットトリック
後半もバルサのリズムは落ちなかった。後半11分にハフィーニャがこの日、3点目を決め、バイエルンを前にハットトリックを達成。ラミン・ヤマルの素晴らしいアシストを胸で受けたハフィーニャは、トラップからシュートまで完璧な形で決めてみせた。ハフィーニャにとって、チャンピオンズリーグで決めた初めてのハットトリックになった。
💥💥💥バルサで100試合目にハットトリック!!!#BarçaBayern(4-1) pic.twitter.com/5MlYNe5rms
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) October 23, 2024
後半16分、ハンジ・フリックは、この日、最初の交代を行ない、この日、2アシストを活躍したフェルミンに変えて、フレンキーデ・ヨングを投入した。デ・ヨングが入ることで、中盤のポゼッション率が高まり、この日、最高の入りをみせたモンジュイックに足を運んだ50.312人の観客は、バルサの試合を楽しみ、スタジアムには、選手のパス回しに合わせて、オーレ、オーレの掛け声が響いた。
後半30分、この試合での主役、ハットトリックを決めたハフィーニャがスタンドからの拍手を全身に浴びながら、ベンチに去り、代わってダニ・オルモがピッチに入った。オルモはピッチに立つやいなや、最初はラミン・ヤマルに、続けてレバンドフスキに、パスを送り、ゴールチャンスを生み出した。すでに4-1とリードし、規定時間終了まで後10分間を切っていたが、バルサのゴールを狙う姿勢は、スタート時と変わらなかった。後半37分にも、ラミン・ヤマルのアシストを受け、レバンドフスキが5点目を決める寸前だったが、わずかにゴールネットを揺らすことはできなかった。
後半40分、ハンジ・フリックは、三人の交代を行なった。レバンドフスキ、ラミン・ヤマル、ペドリに変えて、パウ・ビクトル、アンス・ファティ、ガビがピッチに入った。そこから後、スコアが動くことはなかった。
その時がやってきたのだ。バルサは、鬼門を破り、堂々と勝利を飾り、欧州大会での大きな一歩を手にした。次に待ち構えるのは週末のクラシコだ。
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