ASモナコ - FC バルセロナ: 数的不利での黒星発進(2-1)
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欧州での新たな冒険は、リーガのようなスタートを切ることはできなかった。スタッド・ドゥ・ルイで行われたASモナコとの対戦、24/25 チャンピオンズリーグ初戦は、期待とは異なる結果となった。前半10分の厳しい判定により、残りの80分間を数的不利な状態でプレーすることを余儀なくされ、先制された後、ラミン・ヤマルのゴールで一度は同点においついたものの、後半に追加点を決められ、スコアを変えられず、今季最初の黒星をモナコで喫することになった。
新方式で始まったチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第1節、スタッド・ドゥ・ルイで行われたASモナコ対FCバルセロナ戦に、ハンジ・フリックは、テア・シュテーゲン、バルデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、クンデ、マルク・カサド、エリック・ガルシア、ペドリ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。
これまで、スタメンの常連だったダニ・オルモに変えて、中盤にエリック・ガルシアを置き、ペドリのポジションをあげるシステムで試合はスタートした。
悪夢のようなスタート
しかし、あまりといえばあまりに厳しいスタートとなった。前半10分、エリック・ガルシアのプレーが、レッドカードに値するファウルと判定され、試合早々に退場させられた。バルサは、残りの80分を数的不利で戦わざるを得ない状況におかれ、前半16分にはアクリウシェが先制点をマーク。敵地でリードされ、10人で逆転を目指す悪夢のような展開となった。
ラミン・ヤマルの同点弾
厳しい状況の中、前半28分、一筋の光が差し込んだ。ラミン・ヤマルがマークを外し、左足を振り抜いてバルサに同点弾をもたらした。ラミン・ヤマルにとっては、チャンピオンズリーグでの初得点であり、チャンピオンズリーグ史上最年少スコアランキング2位の記録が生まれた。
前半35分にはエンボロが追加点をマークしたかと思われたが、オフサイド判定。試合はドローのまま、続き、前半のアディショナルタイムは2分間追加されたが、1-1のスコアでハーフタイムを迎えた。
モナコのリード、そしてPK
後半も同じ顔ぶれで試合が始まった。後半10分にはハフィーニャがケーンのゴールを攻め、その一方で、後半12分にはヴァンデルソンがシュートを放つも、テア・シュテーゲンが失点を防いだ。しかし、後半26分、イレニヘナが追加点をマークし、スコアは2-1と変わった。
後半34分、ハンジ・フリックは、ラミン、レバンドフスキ、クバルシに代えて、フェラン・トーレス、セルジ・ドミンゲス、ジェラルド・マルティンを投入した。セルジ・ドミンゲスとジェラルド・マルティンは、この試合がデビュー戦となった。
後半40分、一度はASモナコにPKの笛が吹かれたが、VAR判定により、取り消された。後半37分にはペドリに変わって、パブロ・トーレがピッチに入り、更に後半42分、バルデにかわり、アンス・ファティが389日ぶりにピッチに立った。規定時間の90分が経過し、アディショナルタイム6分が追加されたが、スコアが2-1から動くことはなかった。バルサは、今季初黒星をヨーロッパで喫し、再び、週末のリーガに挑むことになる。
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