バルサ - アスレティック・クラブ: スペクタクルショウ(4-0)

リーガ11節、Spotifyカンプノウで行われたFCバルセロナーアスレティック・クラブとの対戦は、デンベレの1ゴール3アシストの活躍、レバンドフスキとフェラン・トーレスのゴールで、ゴールフェスティバル（4-0）に終わり、エルネスト・バルベルデのチームに完勝した。

元FCバルセロナの選手であり、チームを率いたことのあるエルネスト・バルベルデの率いるアスレティック・クラブを前に、リーグ首位の座を虎視眈々と狙い、勝ち点３を必要としているチャビ・エルナンデスは、この試合に、テア・シュテーゲン、セルジ・ロベルト、エリック・ガルシア、クンデ、バルデ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ガビ、デンベレ、レバンドフスキのスタメンで臨んだ。

前日記者会見で、顔ぶれを変えると明言したチャビは、ミッドフィルダー4人を投入するシステムで、試合に挑んだ。

デンベレの先制点

バルサの先制点が生まれたのは、前半12分だった。デンベレのシュートをウナイがクリアするも、レバンドフスキがそれをコントロールし、デンベレがヘディングでゴールを突き刺し、先制点をマーク。デンベレにとって、初めてのヘディングでのゴールであり、同時にバルサのホームにおける記念すべき4000ゴール目となった。

11分間のゴールフェスティバル

デンベレの先制点が、バルサのゴールフェスティバルの合図だった。そこから、11分間、バルサのゴールフェスティバルが始まった。前半18分には、デンベレのアシストを受けたセルジ・ロベルトが、エリア内に入るやいなや、力強いシュートを放ち、追加点をマーク。更に前半２２分には、再び、デンベレのアシストから、レバンドフスキがスキルを見せて3点目をマーク。デンベレのパスを受けて、コントロールし、デ・マルコスをかわすと、ウナイ・シモンのゴールにシュートを冷静に沈めた。

前半唯一のネガティブな出来事は、ガビの負傷だった。前半２６分にダニ・ガルシアのファウルをガビが受けるも、主審はファウルと判定せず、試合を続行。一度は、試合を続けようとしたガビだが、苦痛に顔を歪め、前半32分にピッチを退き、代わってケシエがピッチに入った。バルサは、前半３−０とリードし、ハーフタイムを迎えた。

完勝

後半も、この日、精彩を放っていたデンベレが右サイドを完璧にコントロールしていた。レバンドフスキとペドリは、更に点差を開く可能性を手にしていた。後半１８分、チャビは、クンデ、レバンドフスキ、ペドリに代えて、マルコス・アロンソ、アンス・ファティ、フェラン・トーレスを投入した。攻撃をあきらめないバルサに、再び、褒賞が与えられた。デンベレが再び、アシストを送り、今回、それを生かしてゴールネットを揺らしたのは、フェラン・トーレス（後半28分）だった。後半32分、パブロ・トーレがピッチに入り、デンベレがベンチに去ると、スタンドからは割れるような拍手が起きた。パブロ・トーレは、リーガでの初デビューとなった。

しかし、前半同様に、後半にも、不運が訪れた。後半42分、セルジ・ロベルトが試合を続行できず、ピッチを退いた。バルサは既に交代枠を使い切っていたため、残りの時間を10人で戦ったが、結果が変わることはなかった。再び、クリーンシートで、勝利を収めたバルサは、貴重なリーガでの連勝を手にした。次戦は、来週、バイエルンを前に、再び、ホームで戦うことになるチャンピオンズリーグだ。