誇り高き敗戦
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今年初めてのクラシコ、スペインスーパー杯準決勝、FCバルセロナ対レアル・マドリードの試合は、レアル・マドリードが、ビニシウス、ベンゼマのゴールでリードするも、ルーク・デ・ヨングとアンス・ファティのゴールで追いつき、試合を2-2で終えた後、延長戦にもつれこんだが、延長戦でバルベルデがマドリードのチームに勝利弾をもたらし、バルサは、決勝進出を果たすことができずに終わったが、どちらに軍配があがってもおかしくない、互角の戦いを展開し、今後への大きな期待を生み出す一戦となった。
リャド(サウジアラビア)のキングファドスタジアムで行われたこの試合に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、アウベス、アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、デンベレ、ルーク・デ・ヨング、フェラン・トーレスのスタメンで臨んだ。フェラン・トーレスにとっては、クラシコでのスタメンが、バルサの選手として、初めての公式戦出場となった。
ルークの同点弾
前半、両者互角の試合が展開される中、最初に得点を決めたのは、レアル・マドリードだった。前半25分、ビニシウスジュニアがスピードを生かし、テア・シュテーゲンのゴールにボールを突き刺した。その一方で、バルサはネットを揺らせないながらも、繰り返し、シュートチャンスを生み出した。その努力が報われたのは、前半41分。左サイドから、デンベレが送ったセンタリングパスを、ミリトンが弾こうと触ったが、そのボールをルーク・デ・ヨングがすかさず、クルトワの守るゴールに押し込んだ。バルサは、スコアを1-1にして、ハーフタイムを迎えることになった。
シーソーゲーム
後半から、チャビ・エルナンデスは、フェラン・トーレスとフレンキー・デ・ヨングに変えて、アブデとぺドリを投入した。ぺドリは、実に105日ぶりにピッチに立つことになったが、参戦した3分後には、エリア外からのシュートを放ってみせた。また、後半8分には、デンベレの放ったシュートがポストをかするなど、バルサの攻撃が目立つ後半のスタートとなった。
スコアは動かないまま、後半21分に、ルーク・デ・ヨングに変わり、アンス・ファティが入った。後半24分には、ベンゼマの放ったシュートがテア・シュテーゲンのポストに弾け、両者互角の戦いが続いた。しかし、そのベンゼマが、後半26分に、追加点をマークした。2度に渡り、ベンゼマのシュートをセーブしたが、3度目は防ぎきれず、レアル・マドリードが試合をリードすることになった。
アンスの同点弾で延長戦へ
後半33分、バルサは最後の交代を行ない、ガビとアウベスに変わって、メンフィスとニコが入った。後半38分、コーナーキックを受けたアンス・ファティがヘッドで合わせて、クルトワのゴールに突き刺した。アンス・ファティが決めたゴールが追加点となり、試合は、延長戦に持ち込まれることになった。
延長戦開始後2分、バルサはCKから、再び、チャンスを得るも、アブデが当てたシュートは枠をとらえず、エキサイティングな延長戦がスタートした。98分に、バルベルデが追加点を決め、レアル・マドリードがリードし、バルサは、再び、ビハインドから追う形となった。
100分には、セルヒオ、ぺドリが続けてシュートを放つもゴールネットは揺らせないまま、試合は続いた。108分には、アブデがエリア外から放ったシュートがわずかに枠をとらえなかった。110分、チャビは最後の交代枠を使い、アブデに変えて、ジュグラをピッチへ送った。だが、時間は、非情に流れていった。
延長戦後半のアディショナルタイムが2分間、追加されたが、スコアは最後まで変わらなかった。後1点が決まれば、両者の対決は、PK戦に持ち込まれるはずだったが、そうはならなかった。バルサは、スペインスーパー杯の決勝進出を果たせず、レアル・マドリードが、明日、行われるアトレティコ・デ・マドリードーアスレティック・クラブ戦の勝者と、今年最初のタイトルを目指し、決勝を戦うことになった。
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