国王杯チャンピオン！

バルサの31回目の国王杯 が現実になった。ロナルド・クーマンの率いるチームは、アスレティック・クラブを前に国王杯決勝を試合を堂々と支配して、手にした (0-4)。しかし、ゴールは、後半になるまで訪れなかったが、フレンキー・デ・ヨング、グリーズマン、メッシのダブルゴールが勝利をもたらした。

支配も無得点の前半

試合のポゼッションは、ホイッスルが鳴ってから、ずっとバルサのものだった。最初のチャンスは、前半5分に訪れ、レオ・メッシのアシストからデ・ヨングが放ったシュートがポストに弾けた。バルサは、攻め続けたが、バスクチームの守備は簡単に敗れなかった。とはいえ、アスレティック・クラブの最初のチャンスは、前半11分まで訪れなかった。イニゴ・マルティネスが放った遠くから放ったフリーキックは、テア・シュテーゲンのネットを揺らすことはなかった。

バルサは、内容の良い試合を続け、ポゼッション、ボール回し、パスとあらゆる点で優っていたが、ゴールだけが不足していた。ゴールが決まりそうになるチャンスは、何度もあったが、その度にアスレティックの守備に阻まれた。

12分間のゴールラッシュ

後半が始まっても、バルサのモノローグが続いた。最初はグリーズマンが、続いてぺドリとセルヒオが、主役となりバルサにチャンスを与えたが、ゴールにボールは突き刺さらなかった。それでも、執拗に攻撃し、支配し続けたバルサにようやく先制点が訪れたのは、後半15分、フレンキー・デ・ヨングの右からのアシストを受けたグリーズマンが決めた (0-1)。

その3分後、フレンキー・デ・ヨングがスコアを0-2 に変えた。ジョルディ・アルバのアシストを受け、ミッドフィルダーが2点目を決め、ようやくバルサがそれまで試合を支配していた状況が正当化された。唯一、不足していたのは、良い働きをみせていたレオ・メッシのゴールのみだった。

だが、サッカー界の正義は、ここでももたらされた。バルサのキャプテンは、3分間でダブルゴールを決めてみせた。見事な個人プレーをみせての得点、そして2点目は、ジョルディ・アルバとの連携プレーから生まれた得点だった(0-4)。この日、決勝で31得点目をマークしたレオ・メッシは、試合のMVPに選ばれた。グリーズマンが 0-5で試合を終わらせるところだったが、VARにより、ゴールは取り消された。とはいえ、バルサは素晴らしいゲームをみせて、タイトルを制覇したのだった。新たな時代の始まりとなる最初のタイトルだ。