楽観を導く勝ち点1
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サンチェス・ピチュアンで行われたリーガ30節、セビージャーFCバルセロナ戦は、スコアレスドローに終わった。バルサは、数多くのチャンスを生み出し、実際、ドロー以上の結果を得るにふさわしいゲームを行なったが、この結果により、週末のレアル・マドリードの試合次第で、首位の座を維持できるかどうかが決まることになる。
ほぼ3日起きに行われるリーグ戦を最後まで戦いきるために、キケ・セティエン監督は、前回のレガネス戦とスタメンの顔ぶれを5人、変えて、セビージャとの対戦に臨んだ。ゴールマウスは、リーガが再開してから無失点のテア・シュテーゲン、ディフェンスにセメド、ピケ、ラングレ、アルバ、中盤にセルヒオ、ラキティッチ、ビダル、前線にブライスバイテが入り、メッシ、そして、負傷後、初めてルイス・スアレスがスタメンに入った。
前半10分に、コウンデが最初のゴールチャンスを得たが、テア・シュテーゲンのネットを揺らすことはなく、その後、前半21分にメッシが放ったFKは、ゴール枠を捉えたが、、コウンデがヘッドでクリア。続けて、23分に再び、メッシが、24分にはラキティッチがシュートを放つも、ボールが突き刺さることはなかった。サンチェス・ピチュアンは、両者とも、スコアレスドローのまま、前半を終えた。
後半、最初に攻撃チャンスを得たのは、ホームチームだった。後半10分にオカンポスが、11分には、ムニルがシュートを放ったが、テア・シュテーゲンが集中を切らすことなく、クリアし、失点を許さなかった。後半17分、キケ・セティエン監督は、この日、最初の交代を行い、ブライスバイトに変えて、アルトゥールをピッチに送った。さらに、後半31分には、ビダルに変えてグリーズマンを投入した。
後半44分には、ジョルディ・アルバのセンタリングパスを受けたスアレスが放ったシュートが、ゴールネットを揺らす寸前も、わずかにゴール枠を捉えることができなかった。
リキ・プッチが、ラキティッチに変わり、ピッチに立った。アディショナルタイムになっても、バルサは、攻撃の手を緩めることなく、最後まで勝ち点3を狙い続けたが、勝利の女神は、この日、バルサに微笑むことはなかった。とはいえ、テア・シュテーゲンは、再び、試合を無失点に抑え、前半、後半と攻め続けたセビージャからのゴールを許さなかった。セビージャの踏ん張りに対戦相手のゴールネットを揺らすことができなかったものの、バルサは、勝ち点1以上の働きをみせ、楽観を呼び込む勝ち点1を手に、バルセロナに戻ることになる。
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