アンス・ファティ、記録更新し続ける少年

アンス・ファティ、記録更新し続ける少年

16歳318日で初先発し得点、さらにアシストを記録した

アンス・ファティは記録を更新し続ける少年―。ギニアビサウ出身の少年はわずか16歳と318日で更新不可能だと思われていた複数の記録を塗り替えている。2週間前にバルサ歴代最年少でのリーガ得点を決めた選手が、今度はカンプ・ノウで新たな偉業を達成、チームのバレンシア戦5–2勝利に貢献した。

Osasuna - FC Barcelona

最初の記録は試合開始30分以上前に達成したもの。チームの先発メンバーが発表され、31番アンス・ファティが出場することが明らかになる。これでカンプ・ノウでの公式戦でバルサ史上最年少での先発選手となった。これは2009年、マルク・ムニエザが17歳とわずかでカンプ・ノウのスターティングメンバーとなった記録を破るものだった。

なお、歴代記録全般を見渡しても、アウェーでビセンテ・マルティネスが上回っているだけとなっている。記録としては16歳と280日でチャマルティンで行われたレアル・マドリードとのクラシコに先発出場している。ただこれは1941年10月19日のことで、78年前のことだった。

しかし、この日の目玉シーンは試合後すぐのこと。開始2分にアンス・ファティはカンプ・ノウでの自身初ゴールを祝うことになった。さらに5分後にはアシスト役を買って出る。ドリブル突破からフレンキー・デ・ヨングの初ゴールをお膳立てした。この鮮やかな7分間で、リーガ単一試合で得点とアシストの両方を決めた史上最年少選手になった。

バレンシア戦での得点で、アンス・ファティはもう一つの足跡を残した。それはカンプ・ノウでの歴代最年少得点選手になったということ。これはバルサ、対戦相手を合わせたものとなっている。

これらの記録からアンス・ファティの名前は現在、そして未来に渡って記録破りの少年として記憶されることになる。

Força Barça
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